2017年04月14日更新
ペンキなどを壁に塗る際に必ず必要になるのが、塗料を塗りたくない場所を保護する作業、養生です。今回はそんな養生の基本的なやり方と、知っておくと便利なコツをご紹介します。
養生とは必要でない場所に塗料が付かないよう、保護する工程のことですが、そのときに必要になるのが主に下記の3つ
塗料を塗りたくない部分を保護するためのテープ。接着力が弱いのでもろい素材でも傷つけずにはがすことができる。
養生テープやガムテープに、折りたたまれたビニールシートがくっついたテープ。とても簡単に広範囲を保護できる便利アイテム。
これがないと養生が始まらない。切れ味がいいと気分もいい。
この3つがあればとりあえず大丈夫です。それではそれぞれ使い方を見ていきましょう。
塗料を塗る面と保護したい面の境目部分にマスキングテープを張ります。写真のように塗る面がざらざらしていて、保護する面がつるつるしているのなら、1~2ミリ保護する面のほうに引いて余裕を持たせておきます。こうすることで境目がくっきりきれいに浮き上がるのです。ちなみにこの手法を「逃げ」といいます。
その後、指でマスキングテープ全体をなぞるように押してください。これをしないとマスキングテープの隙間に塗料が入り込み、仕上がりが汚くなってしまいます。
マスカーの使い方は、まず写真のようにある程度引っ張って。
マスキングテープと同じように、保護する面にくっつけて。
ビニール部分を引っ張って終わりです。広がったビニールは静電気の力で床や壁にくっついてくれます。
ちなみに写真のようにマスカーをマスキングテープの上から貼ることを「捨て貼り」といいます。こうすることでもろい素材でもマスカーを使うことができるのです。マスカーを直接貼りたいときは、保護面の素材がマスカーの接着力で傷つかないか確認してください。
床や壁などを広い範囲で保護したい場合、大きめのビニールシートがあれば問題ないですが、ないことも多いでしょう。そんなときは写真のように、マスカーの連結がおすすめです。もうひとつシートを買う必要なく、広い範囲を保護することができます。
窓を養生するときも、基本は床などと同じで保護する面にマスカーを張っていきます。ちなみに養生するとき右利きの人は右回り、左利きの人は左回りで行うと、両手をうまく使えるので試してみてください。
四隅は必ず重なるように張りましょう。指で押さえるのも忘れずに。
そのままでも養生できますが、コンセントカバーが外れるようなら外してしまいましょう。外し方をご説明します。濡れた手で行ったり、コードを傷つけたりしないように注意してください。
マイナスドライバーをカバーの隙間に差し込みます。上下左右全体的に少しずつやりましょう。一ヶ所から外そうとするとカバーが壊れます。
カバーを外すとこんな感じになるので、外枠のネジをプラスドライバーで外します。
外枠が外れたらマスキングテープなどで養生します。感電には十分気をつけてください。
養生は塗装の見映えを左右する重要な工程です。きっちりしっかり養生して、きれいな塗装をしましょう。
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