2019年03月04日更新
DIYをするなら、ペンキや絵の具などを使った塗装はたくさんすることになると思います。そんなときにちょっとしたコツを知っていると、作業時間の短縮や作品のクオリティアップにつながり、DIYがもっと楽しくなるはず。今回はそんな塗装に関するコツやアイディアをご紹介します。
手のひらサイズの小さなものを塗装するとき、地面に触れている面は塗れないので上が乾くまで待っていたりしますよね。しかしそんな時は写真のように網を浮かせ、その上で塗装をすればいいのです。塗装したいものと網は点で触れるので、塗料がはがれにくくなっています。この網はガーデニング用ですが、100均の焼き網でも同じ使い方ができます。
塗装をするときはついつい刷毛をどっぷり塗料につけてしまうこともあるかも知れません。しかしそれは付けすぎで、根元まで付けると洗うのが大変な上、付けすぎた塗料はムラになりやすくなります。塗料の量は刷毛の半分ほどが適正量。半分ほどつけて塗りながら伸ばしていくときれいに塗れるのです。
塗装をするときついつい端から端へきっちり塗りたくなるかもしれませんが、そうすると端に塗料がたまりやすくなります。実は真ん中から塗装するのが一番きれいに塗れるやり方なのです。塗りたいものの真ん中に刷毛を入れ、塗料を端へ塗り広げるようにしていきましょう。
ブライワックスなどを使うとき、色を重ねて自分好みの色を作ったり厚みのある質感を出したりするために重ね塗りすることもあるはずです。そのとき、もし油性と水性を重ねるのならくれぐれも順番に気をつけてください。油性を先に塗ると、水性が弾かれて塗れなくなってしまうのです。重ね塗りをするなら水性→油性の順で塗っていきましょう。
左が「油性→水性」右が「水性→油性」です。左はワックスが弾かれていますが、右はうまく色が馴染んでいますね。
ちなみにワックス類以外のペイント材でこの重ね塗りをすると、「水性塗料が溶ける」「油性塗料が膜になって水性塗料が乾かなくなる」などの難点があるのであまりおすすめしません。
アンティークな雰囲気が好きなら、風雨にさらされてサビの浮いたような古びた質感を表現したい人もいると思います。そんなときにおすすめなのがスポンジを使ったテクニック。 サビを表現したい塗料を少しだけスポンジに吸わせ、新聞紙などに数回押してなじませてからサビがほしい部分にポンポンと付けていきます。写真では青い塗料を使いましたが、スポンジのおかげで青サビっぽくなりました。
最後にもう一つ。塗装をするときにこんな刷毛を置くところを作っておくと、作業台に塗料が付きにくくなるので便利ですよ。
いかがでしたか?小さなコツですがこういった工夫が積み重なると大きな変化になったりするものです。塗装をするときはぜひ使ってみてください。
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