2019年06月13日更新
刷毛を使い捨てのように使用していませんか?ちゃんと使用後は洗いしっかり乾燥させるなど、メンテナンスをしっかりすれば、いい刷毛であれば何十年も使用することが可能になります。しかもちょっとした工夫で大量の水を使わず洗うことも可能なので水道代も節約できます。そんな刷毛のメンテナンス方法をご紹介します。
監修者 : 株式会社ハンディ・クラウン クリエイティブ課 課長 菅野 雄太
1984年生まれ、埼玉県東松山市育ち。2児の父。趣味はキャンプ。2007年に刷毛・ローラーを中心に取り扱う塗装用具メーカー「大塚刷毛製造株式会社」に入社。「株式会社ハンディ・クラウン」に配属。数年間の営業を経験した後、現在の商品開発課に異動し、自社製品の商品開発・ブランディングを担当。同社ブランドの「INNOVA」「美装」「Smoosy」等の開発に携る。
ペンキを塗り終わった刷毛をしっかり洗わずペンキが残っているとペンキが固まり、
次回使用する際にうまく塗れなかったり、刷毛先を痛めたりする場合があります。
目次
→刷毛は塗料を沢山含んでいる為、そのまま水道水で洗うと大量の水が必要で
シンク回りも汚してしまうことになります。
その為、新聞紙などに塗料が付かなくなるまでこすりつけます。
※この際毛先を傷めないように注意してください。
さらに、小技としてヘラを使い塗料を絞ります。
この時鉄やアルミなどの素材を使うと刷毛が痛むので必ず樹脂製のものを選びましょう。
→ペンキが出なくなったところで、水道水で洗い流してください。
ある程度、水が透明になるまで手で揉みながら洗い流しましょう。
→ある程度水で洗えたら、食器用洗剤で大丈夫なので少量垂らし
毛奥のペンキまで洗うように揉みます。
→刷毛についた洗剤を洗い流します。
※この際、洗剤をしっかり洗い流さないと次回使用時にペンキを含まなくなるので注意してください。
→刷毛を水に漬け数時間放置します。
※この際、刷毛が底に付くと毛先が曲がってしまうので注意してください。
今回使用したハンディクラウンさまの「美装」はフックが付いてますが、
付いていない場合、マスキングテープ等で固定しておくと良いでしょう。
→水分をしっかりとふき取ります。
※この時に毛先を整えながら拭くと乾いたときにしっかり整います。
→毛を必ず上向きにし、風通しのいい日陰で干します。
以上が刷毛の正しい洗い方、メンテナンス方法になります。
正しい使い方をし刷毛を長持ちさせる、性能を維持させるためにも大切に使ってください。
数時間後にまた使う、同じ色なので洗い落とすのが面倒な場合もあります。
その際は水性塗料であれば水に、油性塗料であればペイント薄め液につけておく方法もあります。
再度使用する時は、水、薄め液を良く拭き取って使用してください。
2.3日と使わない場合は上記の正しい洗い方でメンテナンスすることを心がけましょう。
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