2022年04月27日更新
自分でDIYしたテーブルに塗装をすることでお気に入りのカラーのテーブルに変身させることができますよね。カラフルな色を表現したい時はアクリル塗料系の塗料が一般的です。しかし、特に濃い色のアクリル塗料は爪の引っ掻きや、コップやお皿を擦った際などに、白くキズが入ってしまいます。この白いキズは上から同じ色の塗料を塗ることで隠すことはできますが、メンテナンスがなかなかに大変な作業になってしまいますよね。今回アクリル塗料の上から塗装することで表面の強度を上げて擦り傷や汚れからテーブルを守ってくれるトップコート塗料の紹介をします。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
ミルクペイントなどの一般的なアクリル塗料は、豊富なカラーから好きな色を選ぶことができ、手軽に塗装をすることができる優れた塗料です。
しかし、アクリル塗料の表面は摩擦などに弱く、モノを置いたり、爪で引っ掻いてしまったり、食器などを置くテーブル天板では白い擦り傷が入ってしまうことがあります。
白い擦り傷は同じ色を上から塗ることで隠すことはできますが、せっかく丁寧に塗った塗料を頻繁にメンテナンスで塗り替えるのは手間とコストがかかってしまいますね。
「チョークド・ウルトラマットペイント」「チョークド・プロテクトトップコート」は、世界各国のプロの業者からDIYユーザーまで高い評価と製品シェアを誇っている「ラストオリウム」の商品です。ペイント塗膜の耐久性を更に向上させることができるのが上塗り用のクリアトップコートです。
プロテクトトップコートは塗膜強度、耐摩耗性を大幅に向上させることができますので、水性アクリル塗料の上から塗装をすることで、普段使いする上でのキズや汚れを防ぐことができます。
トップコートをした板としていない板の円の中を240番のサンドペーパーで10往復程度やすりがけ比較をしてみました。
左がトップコートあり、右がトップコートなし
トップコートをしている方は強固な塗膜により、ほとんど白い擦り傷が目立たず、表面がガードされていることがわかります。 また、撥水性、防汚性もアップするので、日常生活での使用がしやすくなります。
プロテクトトップコートは乾燥後ツヤのないマットな仕上がりになります。ミルクペイントなどのマットな仕上がりのアクリル塗料の上から塗れば、元の塗料の風合いを大きく変えることなく仕上げることができます。
<左がトップコート後、右がトップコートなし>
撥水性や防汚性を上げるために、塗装していない木材に塗装をすることもできます。
・ホームセンターで一般的なSPF材
左(無塗装)、右(塗装後)
・オイルフィニッシュなどで色が変わりやすいスギ材も、ほとんど色が変わりません。
左(無塗装)、右(塗装後)
研磨が十分でない木材にアクリル塗料を塗装すると、木材によってはザラザラな仕上がりになってしまった。という経験のある方もいるのではないでしょうか。少しザラついている塗装面にもトップコートを塗装すれば、ザラつきが落ち着き、マットで優しい触り心地になります。
すでに擦り傷がついてしまっている部分にも、トップコートを上から塗ることである程度消すことができます。同じ色で隠蔽してからトップコートを塗ればベストですが、どうしても同じ色がない!という時はやってみるのもいいかもしれませんね。
プロテクトトップコートは強固な塗膜を作ってくれますが、乾燥前は水性の塗料です。塗装に使ったカップや刷毛などは水道水の水で洗い流すことができるので、うすめ液などを買う必要がなく簡単に家庭で使用することができる塗料です。トップコートの塗料は希釈しなくても使用することができますが、乾くスピードが極端に早い環境なら、6%程度の水で薄めることで乾燥時間を遅らせて作業性を上げることもできます。
・ラストオリウムプロテクトトップコート
・水性塗料用刷毛
・塗料カップ
・攪拌棒
・手袋
・サンドペーパー(240番程度)
・きれいなウエス
中を見ると白色の塗料ですが、完全に乾燥すると艶なしの透明になります。
プロテクトトップコートは少しトロッとした粘度の塗料です。よく攪拌することで成分の偏りなく均一に塗装面の保護をすることができます。塗料缶を開けたら棒などを使って底の方からよくかき混ぜましょう。(缶を逆さに向けて振って混ぜないようにしましょう)
塗料をよく混ぜたら塗料カップに移して使用しましょう。塗料缶にそのまま刷毛を入れてしまうと、長期補完する際に埃やゴミ、木くず、水分などが原因で塗料が腐りやすくなってしまいます。一度に全て使い切ってしまう場合は大丈夫ですが、もし余りそうな場合は必ず塗料カップに移しましょう。
きれいなウエスを使って塗装する面の汚れを落としておきましょう。アクリル塗料の塗装面はある程度の耐水性はあるので、よく絞ったウエスで軽く拭き取ることも可能です。
細かなクズやホコリがある場合はブラシなどで払いましょう。
無塗装の面にトップコートを直接塗装する場合は、240番程度のサンドペーパーで表面のザラつきやバリ、傷などを落として、塗装面を整えておきましょう。
新しい刷毛を使う場合は、すぐに塗料につけるのではなく、指でよく刷毛を揉んで抜けやすい毛を落としておきましょう。
塗装途中に毛が抜けると、塗料の中に埋まってしまい取る必要が出てきます。取り忘れて乾いてしまうとキレイに取ることはできなくなってしまうため、塗りながら抜け毛がないかも注意しましょう。
トップコートは一度塗りでも十分な効果があります。全体に均一に薄く塗ることを意識して刷毛で塗りましょう。一度に分厚く塗ってしまうとムラになったり、仕上がりが悪くなったり、塗膜の密着力が下がったりします。分厚い塗膜を作りたい場合は、1回30分の乾燥時間を目処に3回まで塗り重ねることができます。
広い面を塗る際はローラーでの塗装をしたくなりますが、トップコートは粘度が高く、ローラーでの塗装は不向きなので、刷毛を使って塗装をしましょう。
塗装が完了したらホコリなどの少ない部屋で乾燥をさせます。30分で重ね塗りが可能。1時間で軽く触ったり移動させることができ、2―4時間程度で完全乾燥し、本来の耐久性、密着性となります。(作業環境により前後するため余裕があれば一晩置くといいです)
いかがでしたか?プロテクトトップコートを塗布することで、アクリル塗料の弱点だった摩擦を克服することができました。テーブルトップ、棚板、天板、椅子の座面などなど、ものを置いたり、よく触る場所を保護することで、自分で塗装した面をキレイに長く使い続けることができます。気になる場所がある方、これから塗装する予定だったという方はぜひプロテクトトップコートでキズや汚れ知らずの仕上げにチャレンジしてみましょう。
「チョークド ウルトラマットペイント」と「プロテクトトップコート」の動画がこちら
※この記事は株式会社ホームボディとの共同PR企画です。
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