2022年06月02日更新
家具DIYというと木工のイメージが強いですが、木材以外の素材を使ったDIYも新しい素材感を楽しんだり、お部屋にマッチしたモノを作りたい時には色々な素材を使ってチャレンジしたいところです。インテリアに合わせて塗装をする場合は、木材なら簡単に剥がれにくい塗装をすることができますが、プラスチックや金属、ガラスなどほとんどの素材は塗装をしてもうまく塗装できなかったり、剥がれやすかったりと意外と難しいです。塗装の密着力をアップしてくれる下塗剤のミッチャクプライマーを使いながら、塩ビパイプを活用したDIYにチャレンジしてみました。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
木材へ塗装をする場合は下塗りなしでそのまま塗っても、ある程度塗料が染み込んでくれるため剥がれにくく綺麗に塗ることができますが、プラスチックや金属など染み込まない素材では密着力が発揮されにくく、爪などで剥がれてしまうことがあります。
ミッチャクプライマーを使えば普通は密着力の弱い素材でも剥がれにくく塗装をすることができます。 耐久力もアップするため、長く使いたい場面などでも塗っておけば安心です。
◎アクリル板
◎鉄
◎銅
◎スチール
◎鉛・真鍮
◎アルミニウム
◎ステンレス
◎ガルバリウム
〇プラスチック(PE・PP・ABS樹脂・PET)
〇FRP
〇化粧板
〇硬質塩ビ
〇ガラス
〇亜鉛メッキ
〇木部
〇コンクリート・モルタル
〇クロームメッキ
〇人工木
塩ビパイプをフレームにしたマガジンラックを作ってみました。水性塗料では通常塩ビパイプの塗装は難しいですが、ミッチャクプライマーで下塗りをすればしっかりと塗装することができます。
・ミッチャクプライマー
・塩ビパイプ
・塩ビパイプエルボ
・塩ビ用接着剤
・プラスチック用鋸
・木工用オイル塗料
・水性塗料
・サンドペーパー
・布
・木材
・刷毛
まずは塩ビパイプのカットする部分に油性ペンで線を描きます。
プラスチック用のノコギリを使って塩ビパイプをカットします。 今回はシルキーのminiminiを使ってカットしました。エルボに差し込んで調整するため、多少長さが変わっても大丈夫です。
ノコギリでカットした部分はバリがでます。バリがあると接合部に入りにくくなってしまうため、サンドペーパーでバリは落としておきましょう。
塩ビパイプの接続部分に塩ビ用接着剤を塗ります。一度に全て塗ってしまうとすぐに乾いてしまうので、組み立てる直前に塗っていきましょう。
接着剤を塗ったら、エルボパーツにねじ込むように差し込んで組み立てていきます。この時、パーツの差し込み具合によってガタつきが出てしまうことがあるため、エルボから出ているパイプの長さは左右で同じぐらいになるように調節しながら注意して組み立てましょう。
塩ビ接着剤が乾いたらミッチャクプライマーを塗っていきます。
ミッチャクプライマーを塗る前にまずはよく塗料を混ぜます。蓋を閉め、缶を逆さに向けて混ざるまで振ります。スプレータイプも同じくよく攪拌しましょう。
塗料はカップに移して使用しましょう。塗料カップに移すことでハケによく塗料を馴染ませることができるので、ムラなく綺麗に塗ることができます。
ミッチャクプライマーは塗りすぎると効果が落ちてしまったり、ムラになってしまうので、カップの縁でしっかりと塗料をこして薄く塗り重ねましょう。
スプレータイプのミッチャクプライマーは刷毛で塗るよりムラになりにくく均一に塗ることができます。塗る素材と目指す仕上がりによって、刷毛塗りかスプレーか選びましょう。
ミッチャクプライマーが塗れたら乾燥させます。乾燥時間は約40分程度で触れるようになります。上塗りは約3時間後に塗装しましょう。
ミッチャクプライマーが乾燥したら上塗りをします。この時もできるだけ薄塗りを重ねるように意識しましょう。プライマーなしだと塗料乗りが悪く、ハケ目が出やすいですが、プライマーのおかげで均一にムラなく塗ることができます。
雑誌などの本を入れるための布部分を作ります。裁縫が得意な人は塗っても良いですが、布用接着剤を使えば簡単に布をパイプに巻くことができます。 取り外しタイプにするなら、スナップボタンをつけたりするのも良いですね。
マガジンラックを再度テーブルとしても使えるように天板となる木材を準備します。
木の板はカットしたままだと味気がないので、トリマーを使って飾り面取りをします。
トリマーのバリや表面の傷などを消すために木の板にやすりがけをします。この時しっかりと丁寧にやすりがけをすることでこの後の塗装が美しく仕上がります。
アクリル塗料やステインなどお好みの塗料で塗装します。
木材を上に乗せれば完成!ただの塩ビパイプも塗装することで、ポップでインテリアに合いやすい色合いに仕上がりました。エルボの部分が可愛いです。コーヒーを飲みながら本を読むのにぴったりのサイドテーブル機能付きのマガジンラックの完成です!
今回はミッチャクプライマーを使った塩ビパイプのマガジンラックを作ってみました。安くて買いやすい塩ビパイプですが、そのままだとなかなか無骨で使いにくいですよね。上塗りすることで色々な素材を思いのままに塗装できるミッチャクプライマーがあれば、もっと自由にDIYにチャレンジすることできそうですね!
※この記事はニッペホームプロダクツ株式会社との共同PR企画です。
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