2017年07月13日更新
壁紙を貼りたいけれど、全部で何メートル必要なのか、どうやって計算すればいいのか分からない。そんな方に向けて簡単な計算方法をご紹介します。
目次
リピートとは同じ柄が繰り返されている間隔のこと。上の壁紙は指をさしている間隔で1つの柄になっており、この柄が一定間隔で繰り返されています。
パッケージに書かれている通り、32cmごとに柄が繰り返されていますね。隣同士はり合わせる時は、この柄がぴったり合うように計算された長さの壁紙を用意する必要があります。これが「リピートあり」ということになります。
ステップ柄とは、貼り合わせた時に左右で水平に合わせるものではなく、柄の一部を少しずつずらしながら柄合わせをする必要のある壁紙のこと。
この壁紙の場合、
リピートは53cmあります。この壁紙を貼り合わせるには、
このようにリピートのスタート位置をずらします。
この壁紙の場合、26.5cm(53cm÷2)ずらすことで柄を合わせることができました。このように少しずつずらして貼り合わせていく分、このための計算が必要になります。
一方、このように繰り返しの柄がない無地やストライプのものは「リピートなし」になります。
パッケージにも「0」と書いてありますね。リピートがあるかないかで壁紙の計算方法が異なってくるので、まずは貼りたい壁紙のリピートを確認することが大事!それでは次に、計算方法をご紹介します。
壁の幅:360cm・天井高:240cmの部屋に、幅:53cm・1ロールあたり10mで販売されている壁紙を貼る場合を例にご紹介します。
天井高(240cm)+上下の切りしろ(10cm)=250cm→2.5m
★床から天井まで2.5m必要。2.5mずつカットしていく。
壁の幅(360cm)÷壁紙幅(53cm)= 6.79 → 整数に直すと7枚
★2.5mずつにカットした壁紙が7枚必要
※整数で割り切れた場合は、切りしろがなくなるので1枚足しましょう。
商品の長さ(10m)÷断裁寸法(2.5m)=4枚
→10mで1ロールとして売られている商品の場合、1ロールから2.5mの壁紙を4枚分とることができます。
→必要枚数(7枚)÷1ロールでとれる枚数(4枚)=1.75→小数点切り上げで2ロール
★10mの商品を2ロール購入すれば足りるということになります。
壁の幅:360cm・天井高:240cmの部屋に、幅:53cm・リピート:26cm・1ロールあたり10mで販売されている壁紙を貼る場合を例にご紹介します。
天井高(240cm)+上下の切りしろ(10cm)+リピート(26cm)= 276cm
★床から天井まで2.76m必要。2.76mずつカットしていく。
壁の幅(360cm)÷壁紙幅(53cm)= 6.79→整数に直すと7枚
★2.76mずつにカットした壁紙が7枚必要
※整数で割り切れた場合は、切りしろがなくなるので1枚足しましょう。
商品の長さ(10m)÷断裁寸法(2.76m)=3.62→切り捨てて3枚
→10mで1ロールとして売られている商品の場合、1ロールから2.76mの壁紙を3枚分とることができます。
→必要枚数(7枚)÷1ロールでとれる枚数(3枚)=2.33→小数点切り上げで3ロール
★10mの商品を3ロール購入すれば足りるということになります。
壁の幅:360cm・天井高:240cmの部屋に、幅:53cm・リピート:26cm・1ロールあたり10mで販売されている壁紙を貼る場合を例にご紹介します。
天井高(240cm)+リピートの1.5倍(26cm×1.5=39cm)=279cm(断裁寸法)
★床から天井まで2.79m必要。2.79mずつカットしていく。
壁の幅(360cm)÷壁紙幅(53cm)= 6.79→整数に直すと7枚
★2.76mずつにカットした壁紙が7枚必要
※整数で割り切れた場合は、切りしろがなくなるので1枚足しましょう。
商品の長さ(10m)÷断裁寸法(2.79m)=3.58→切り捨てて3枚
→10mで1ロールとして売られている商品の場合、1ロールから2.79mの壁紙を3枚分とることができます。
→必要枚数(7枚)÷1ロールでとれる枚数(3枚)=2.33→小数点切り上げで3ロール
★10mの商品を3ロール購入すれば足りるということになります。
壁紙をはっている途中に「足りない!」なんていうことを防ぐためにも、事前に計算しておくことが大切です。壁紙を一気に貼ってしまえるように準備をしっかりしておきましょう。
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