2019年02月20日更新
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DIYの定番、木工作業時に使用する木ネジ。木ネジの先端は尖っていてそのまま板材に打ち込めるようにも思えますが、打ち込んでみると木割れを起こしてしまいます。木割れを起こさないために下穴が必要といわれますが、この下穴は全ての板材に必要なのでしょうか?実は使用する板材によって違いがあるので、下穴のあけ方と共に紹介しましょう!
真っ直ぐネジを打つためと、ネジを打ち込んだ時に発生する木割れ(木が割れること)を防ぐためです。下穴をつけずにネジを打ち込むとネジが曲がって入ってしまったり、写真のように木が割れてしまったりします。
無垢材のような木は合板や集成材とは違い、丸太からそのまま切り出した板材のため、一定方向に木目があります。下穴をあけずにネジをねじ込むことで、木目に負荷がかかり木割れが生じるのです。さけるチーズに竹串をさしたら繊維にそって穴が広がりますよね?そんなイメージです。
合板は、複数の薄い板を木目を変えて接着剤で貼り合わせているため、ネジをねじ込むぐらいでは簡単に木割れはしません。しかしそれでも際部分は別で、端っこ近くにネジを打ち込むなら下穴あけを推奨します。
主な下穴の開け方を3つ紹介します。
おすすめは三ツ目ギリで、錐のサイズは木ネジよりも少し細いくらいがベスト。あけ方は、真上から見て木材に垂直に錐を立て、木材に刃型つくように押し付ける。刃型がついたら柄の上部を両手の手のひらではさみ、キリを回しながら木材に押し付けていく。穴がずれないように最初はゆっくり、穴が安定したら強めに回し押していく。
下穴のサイズは木ネジよりも少し細いくらい。長さは打ち込むネジと同じ長さか少し短いぐらいがベストです。長さがわかりづらいときは、ドリルビットにビニールテープやマスキングテープを巻いて目印をつけてから穴あけすればわかりやすくなります。下穴ドリルビットは100円SHOPやホームセンター等で販売されています。
ドリルビットとは違い、木ネジの皿の部分まで下穴をあけてくれるビットであるため、木ネジを打ち込んだ時に木材と面一(つらいち)になるビットです。もちろん、もっと深く穴をあければ木ネジが隠れてダボ埋めもできます。
こちらが皿取錐ビットで深めにあけた穴です。穴の中に深くて細い穴があるのがわかりますでしょうか?
皿取錐ビットであけた穴にネジを入れた状態です。ネジはきっちり入っているのに木材の表面より深い場所で止まっていますね。この穴に木工ダボを打ち込めばネジを隠すことができます。
プロの職人や作業に慣れた人なら下穴をあけず施工しているため必ずあけなければいけない訳ではありません。しかし初心者や木割れを防ぎたい方には下穴をあけた方が賢明です。仕上がりのクオリティを求めるならあけておきましょう。
バンデラス
コラムライターのバンデラスです。
世界観のあるDIYが好きで自分が作るときもストーリーから考えます。
DIYアドバイザー資格を持っていたりもします。
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