2016年03月05日更新
マキタ、日立、リョービ、ボッシュのメーカー4社が出している、DIY向けコード式電動ジグソーから1つ選び、ストロークや切断能力、重さや扱いやすさ、特色をメーカー別でまとめてみました。また、実際に使用した感想も書いていますので、電動ジグソー選びの参考にしてみてください。
目次
ミシンのようにブレード(刃)が上下することで木材を切断していく、電動糸のこのような道具です。丸ノコほどの直線切りの精度はありませんが、ガイドを使えばかなり正確にまっすぐ切る事ができます。ジグソーは直線切り以外にも曲線加工や切り抜き加工ができ、本体のベース部分を傾けたら傾斜切りもできる万能の切断道具です。また、ブレードを変えることで金属、プラスチック、発泡スチロールなどの切断も可能です。危険度も丸ノコより低いので、丸ノコが苦手な方におすすめです。
ブレードが上下に動く幅、可動範囲です。ストローク幅が広いほど速く切断ができます。
「曲線・切り抜き加工の味方!ジグソーの使い方・基礎知識」記事はこちら
出典: ジグソーの使い方【動画紹介】
マキタのコード式ジグソー現行モデルの中で、木材の切断可能な厚みが一番小さく、1×4材(ワンバイフォー材)や薄板切断用です。切断材料やブレードに合わせて、最適な回転数が選べるダイヤル調整つき。ベースがアルミ仕様のため丈夫でサビにくい、手元はソフトグリップで握りやすく、低騒音、低振動のジグソーです。
ストローク幅・・・18mm(可動速度★★★☆☆)
切断能力・・・(木材)40mm、(軟鋼板)6mm(切断能力★★★☆☆)
質量・・・1.9kg(軽さ★★★☆☆)
扱いやすさ(★★★★★)
市場価格・・・10,600円
ベース部分が大きく、重心のバランスがいいので切断しやすいです。ストローク数(回転数)が1~6まで調整できるので、大きな力が要らない薄板切断など小さなストローク数で設定しておけば、音も小さく最適な作業ができるのでとても便利です。トリガー部分も大きくて握りやすく、ストローク数のダイヤル調整も本体前面についていて、作業中でも調整しやすいので、初心者からDIYerまで幅広く対応しているジグソーです。
DIY FACTRY ONLINE SHOPで購入(https://www.diy-tool.com/fs/diy/m03-3621)
手元は滑りにくく手にフィットするソフトグリップで、操作性の良い大型スイッチ(トリガー)がついています。作業に合わせて回転数を無段階に調整できる無段変速機能つき。日立の中でDIY用ジグソーはこのモデルのみです。
ストローク幅・・・25mm(可動速度★★★★★)
切断能力・・・(木材)65mm、(軟鋼板)6mm(切断能力★★★★☆)
質量・・・1.5kg(軽さ★★★★☆)
扱いやすさ(★★★★☆)
市場価格・・・7,710円
トリガーが引きやすく、指の皮が挟まないような形状となっているので、とても握りやすいです。トリガー部分にストローク数を調整するダイヤルがついていて、ストロークを小さくすると、それ以上にトリガー引けないように固定されます。ストローク調整と無段変速の両方ができるので、作業に合わせた切断がしやすい。ベース部分が小さく薄いので、動かしやすく扱いやすいジグソーです。
DIY FACTRY ONLINE SHOPで購入(https://www.diy-tool.com/fs/diy/h03-0070)
滑りにくいソフトグリップ、丈夫でサビにくいアルミベース、使いやすい低重心と低振動のコンパクトデザイン。スピードを求める木材切断の時に便利なオービタル機構付です。ブレードと取替えも工具なしで交換できるツールレスクランプ機構搭載のジグソーです。
ストローク幅・・・20mm(可動速度★★★★☆)
切断能力・・・(木材)65mm、(軟鋼板)6mm(切断能力★★★★☆)
質量・・・1.8kg(軽さ★★★☆☆)
扱いやすさ(★★★★★)
市場価格・・・9,540円
他のメーカーより一回り小さく、ベースとの重心バランスがとてもいいので、すべりがよく一番作業しやすかったです。ブレードの付け替えもワンタッチで工具がいらないため、非常に便利です。トリガー部分にストローク数の調整できるダイヤルがあり、ジグソー持ちながら人差し指で調整変更できますが、ストローク数を調整する幅が小さいのか、大きな違いはないので使用することは少ないですね。あと、連続運転する時に押すボタンが小さくて押しにくかったです。
DIY FACTRY ONLINE SHOPで購入(https://www.diy-tool.com/fs/diy/j-6500vdl)
1×4材や薄板の木材を主に切断する、軽量で扱いやすく、これからDIYを始める方に手軽に使えるリョービ「マイシリーズツール」の入門機ジグソーです。
ストローク幅・・・16mm(可動速度★★★☆☆)
切断能力・・・(木材)50mm、(軟鋼板)3mm(切断能力★★★★☆)
質量・・・1.3kg(軽さ★★★★★)
扱いやすさ(★★★☆☆)
市場価格・・・5,080円
重量が一番小さく作業しやすいかと思いましたが、思ったより振動が大きく、そのせいで本体がブレてしまいます。トリガーがかたく指が疲れますが、ちょっと切断加工であれば問題はないです。ブレードの取付けも、2箇所を工具で開け締めがあり少し手間ですが、他DIY向けジグソーの2/1ぐらいの価格なので、少しの切断と価格重視の方におすすめです。
DIY FACTRY ONLINE SHOPで購入(https://www.diy-tool.com/fs/diy/mj-50)
パワフルな530Wモーター搭載ですが、バランサー機構により低振動です。ブレードの動きにしゃっくり運動を加えるオービタル機能は4段階あり、切断線ガイドが標準装備の上、けがき線をクリアに保つブロア機能があり、使いやすさを追求した設計。また、よく使うブレードを本体に収納できる便利な収納ケース付です。
ストローク幅・・・20mm(可動速度★★★★☆)
切断能力・・・(木材)80mm、(軟鋼板)5mm、(アルミニウム:)12 mm(切断能力★★★★★)
質量・・・1.9kg(軽さ★★★☆☆)
扱いやすさ(★★★★☆)
市場価格・・・11,170円
切断線ガイドがガードカバーの前についているので、切断線が見えやすいです。切断中にでる木屑で、切断線が見えにくくなることを防ぐために、切断部分から風がでるブロワ機能があります。直線切りの時は切断ガイドがあるので使わなくてもいいですが、曲線や切り抜き加工する時はとても便利です。トリガーは大きくて握りやすく、連続運転ボタンは左右どちらにもついいてるので、左利きの方でも使いやすいですね。本体が大きくて形状が他メーカーと違うので、少し扱いづらかったこともあります。
DIY FACTRY ONLINE SHOPで購入(https://www.diy-tool.com/fs/diy/b02-1758)
初心者にはとりあえず低価格やコンパクトサイズとか思いますが、慣れていない方ほど安定したジグソーを使用しないと、真っ直ぐ切断できなかったり危険度が増したりすることがあります。ジグソーは切断工具の中でも危険度が低いとはいえ、怪我の可能性があるので自分にあった道具を選ぶことと、作業しやすい恰好や防塵メガネの装着、材料はしっかりクランプで固定など、説明書をしっかり読んで作業することにより、より楽しいDIYライフになるでしょう!
まだデータがありません。