2016年04月28日更新
罫引き(けびき)は木材に平行な線を引く筋けびきをはじめ、鎌けびきや溝けびきなど種類が多くありますが、今回は持っていたら便利な"筋けびき”の使い方を紹介します。
木材の縁に沿って表面に平行な線を引きたい時に使う大工道具。薄いベニヤ板であれば表裏から線引きして割断する事が可能なので、一定サイズの細い板材が必要な時にも使います。
※左側の罫引きは「鎌罫引き」で構造が違えど線を引くことは同じですが、刃が2本あるタイプは一度に2つの線が引けるので、ホゾ穴の罫描きにはとても便利です。
メーカーのよって定規の表示がないものや小刃や留めネジの形状が異なります。
留めネジをゆるめてから定規台の内側に2cmの線がくるよう棹を動かし調整して留めネジをしめます。裏を向けて定規台から罫引刃までの寸法を定規で測ります。ズレがある場合は再度調整するためネジをゆるめてください。
※棹の定規は目安です。
定規台から罫引刃までが2cmになるように調整していきます。棹の滑りが悪い場合は棹の端をトントンと軽く叩いて微調整してください。そして留めネジをしめます。
定規台を木材の縁にしっかり押し当ててから線を引きたい場所に罫引刃を軽くあてます。定規台が木材の縁から離れないように軽く手前に引きます。力をいれてしまうと罫引刃は木目に流されてしまい平行な線が引けないので要注意です。
・一度に深い線を引こうとせずに、繰り返し軽く線を引く事で深い線になります。
・木材の側面は平らにしておくことでまっすぐな線が引けます。
木材に長めの線を引くときにどうしても曲がってしまう方、楽に線を引きたい方は試してほしいアイテムです。
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