2019年03月04日更新
塗装って、一気に塗りたいですけど体力や時間的にどうしても中断してしまう時って、ありますよね。でも塗装の道具を一度片付けて、また1から準備するのかと思うと気持ちがどんより…そしてそもそも塗装の片付けって実は良くわかってません!そんな人に、塗装の中断方法と後片付けの仕方をお教えします。
塗装を中断するときや片付けまで時間があるときには、ハケが乾かないようにしましょう。1番簡単なのは、水につけておくこと!
水性塗料の場合、水に塗料が溶け出しますがハケが乾くことはありません。油性塗料の場合、水に塗料は溶け出しませんが、水によって塗料の揮発を防ぐことができるのでハケが固まることはありません。
しかし、もう一度使うときには充分に水分を切ってから使わないと塗料が薄くなってしまいます。新聞紙などに塗りつけて水分を取ってから塗り始めるようにしましょう。
水性塗料の場合で水を切るのが大変というとき、数時間~1日の短時間であればポリ袋で密封するのも効果的です。余った塗料のバケツごと包んでおくと、塗料も再び使えて無駄がないのでオススメです。ただし、ハケが傷んでしまうこともあるので注意してください。
水性塗料の場合、いくら水で流しても流してもキレイにならない!ということありますよね。水性だからと言ってすぐに水で洗うのではなく、ハケに着いた塗料はヘラなどでしごいたり、できる限り紙などに塗りつけてから洗いましょう。
だいたい水洗いでキレイになったら、食器用洗剤を使って洗うと乾いた時にゴワゴワになるのを防ぐことができます。油性塗料の場合は、さらに念入りに塗料を落としてから、水でなくペイントうすめ液など塗料にあった洗い液で洗いましょう。油性塗料は手につくとベタベタしたり荒れたりするので、ビニール手袋を着けて作業してください。
キレイに洗ったら陰干しをしましょう。 この時、残った塗料の樹脂分が毛先を固めてしまわないよう、毛先を上にして干すのがオススメです。ハケ同士が密着していると充分に乾かずカビてしまうこともあるので、しっかり乾燥させるようにしましょう。
水性塗料が溶けた水は、そのまま排水すると川や海を汚してしまったり、下水処理にたくさんのエネルギーを使うことになります。たくさんのハケを洗う時には、ある程度キレイになるまでバケツなどに溜めた水で洗い、その水 を水性塗料あとしまつ剤 で分離させましょう。
水と塗料カスに分離したら、水切りゴミ袋などで濾してから流すようにしましょう。油性塗料の場合、ペイントうすめ液は下水に流さず、塗料固化剤で分離させて処分します。もしくは、容器ごと火の気のなく雨の当たらない屋外に置いておき、溶剤が揮発するのを待って容器ごと処分する方法もあります。
塗料がついた布や新聞紙は、各自治体にもよりますがそのまま一般ゴミで出すことができます。 しかし油性塗料の場合、揮発するときに自然発火現象が起きる場合があるので要注意です。 ゴミ袋を二重にし、処分するものを水で濡らしてから捨てるようにしましょう。
刷毛にも地球にも優しい方法で塗装DIYを楽しんでくださいね。
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