「ネジを打つ」「穴をあける」「研磨する」などなど用途の多いインパクトドライバー。DIYにおいては欠かすことのできないツールをご紹介します。
インパクトドライバーってなに?
インパクトドライバーは電動工具の1つ。主に穴をあけたり、ネジをしめたりするツールです。しかしそれだけではありません。先端に取り付ける金具「ビット」を交換すれば様々な用途に使えるため、1台あれば何役もこなすことができるとても便利なツールなんです。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違い
ちょっと紛らわしい工具に「ドリルドライバー」というものがあります。2つの違いをざっくりいうと以下の通り。
インパクトドライバー
・回転に打撃が加わる
・使用時に音が響く
・パワーの必要な作業に向く
ドリルドライバー
・回転のみで打撃は無し
・使用時の音は小さめ
・繊細な作業に向く
という感じです。他にも細かな違いがありますが、DIYにおいてはこのポイントを知っておけばとりあえず大丈夫。
インパクトドライバーにできること
インパクトドライバーは非常に幅広いことができますが、大まかに分けるとこの3種類です。
- 木材などにネジを打ち込む
- 木材やコンクリートなどに穴を開ける
- 木材や金属を研磨する
これ以外にもできることはたくさんあります。しかし実際の作業で使うのはこの3つのどれかがほとんどでしょう。
インパクトドライバーの使い方
それではインパクトドライバーの使い方を、最も使用頻度が高いであろう「ネジしめ」を例にして解説します。ほとんどの種類で共通する使い方です。
1ドリルチャックにビットを入れる
まずは「ビット」と言われる先端工具をチャックに差し込みます。チャックの外側をつまんでグイと引っ張り、穴にビットを入れましょう。
2右回転、左回転を決める
写真の指で示している場所にスイッチがあり、ここで「右回転」と「左回転」を決めることができます。
3トリガーを引くと先端が回転する
トリガーを引けば先端が回ります。ビットの先を照らすために付いているライトも、トリガーを引くことで光るようになっています。
5ネジを締める
後はビットをネジの頭に当てて締めていきましょう。インパクトドライバーは打撃をともなうので手に衝撃がきます。しっかりグリップを持ってくださいね。
6充電が切れたらバッテリーを外す
バッテリーはこんな風にグリップの下についていることが多いです。
7バッテリーを充電する
どの機種もだいたい同じで、バッテリーを充電機に差し込むと充電が始まります。初めての使用の際は取扱説明書を要確認。
バッテリー式とコード式はどっちがおすすめ?
インパクトドライバーにはバッテリータイプとコードタイプがあります。それぞれのメリットデメリットは
■バッテリー式
メリット
・操作性がいい
・コンセントのない場所でも使える
デメリット
・使いたい時に充電切れなこともある
・コード式に比べ値段が高い
■コード式
メリット
・充電切れのリスクがない
・バッテリー式に比べ値段が安い
デメリット
・コードがあるので操作しにくい
・コンセントがない場所では使えない
といったところです。操作性が良く扱いやすいので、DIYではバッテリー式をおすすめしています。値段が高いという欠点も高水準なものを求めなければそこまで変わりません。
インパクトドライバーのボルトとアンペアはどう選ぶ?
電動工具のバッテリーには様々なボルトとアンペアのものがあります。それらの数値が大きければ長時間作業ができたり、パワーが強かったりといいことも多いのですが、本体サイズが大きくなったり値段が高くなったりと困ったこともあります。おすすめは10.8ボルト程度のもの。DIYであればこのくらいで十分ですし、本体もある程度コンパクトなものが多いです。
おすすめインパクトドライバー
それではここからはおすすめのインパクトドライバーをご紹介します。
ライトユーザーにおすすめ:マキタ TD090DWSPW(10.8V)
・モデルの特徴
大工職人に人気のマキタが、バッテリー容量を小さくしてDIY向けにだしたインパクトドライバー。同じバッテリーを使用しているマキタの丸のこやジグソーなどにも取付け可能なので、電動工具本体を購入すればバッテリーを使い回しできます。小さくて取り回しが楽々。しかしハンドルが太めで手の小さな方は持ちにくいかもしれません。ハードなDIYをしない方におすすめです。
女性におすすめ:日立 FWH10DAL-2LCSK(10.8V)
・モデルの特徴
国内電動工具メーカーのDIY向け10.8Vクラスでは最大のトルク数のため、インパクトドライバーの大きさと重さが同じぐらいの10.8Vの中でもっとも締付力が強くなっています。ハンドルが細いので持ちやすく、女性の方におすすめ。予備のバッテリーもついていて、充電時間が25分と短いので、長時間作業がしやすいインパクトドライバーです。
ハードユーザーにおすすめ:ブラック&デッカー BPCI18(18V)
・モデルの特色
プロ用でも使われる18Vで、トルク数が大きいハイパワーのインパクトドライバーだけど、反動の少ないブラック&デッカー独自のソフトインパクトでDIYユーザーにも使いやすくなっています。ネジを締め付ける力が強く、バッテリーの容量も大きい。さらにLEDライトがとても明るいなど、がっつりDIYをする人におすすめな工具です。ちなみにヘッド部分には強力な磁石がついていて、数本のネジを置けたりしてちょっと便利でした。
ブラックアンドデッカー(Black + Decker)
まとめ
インパクトドライバーはDIYでとても役立つ電動工具。音の大きさなどの問題はありますが、ネジ打ちのパワーや打ち込みやすさは一度体験したら癖になります。リノベーションなど大掛かりなDIYをするつもりなら確実に持っておいた方がいい工具と言えるでしょう。
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