2020年08月20日更新
蝶番などの金物や手すりなどを取り付けしたとき、予定箇所より若干ズレてしまうことはありませんか?それは皿穴の中心ではないところでビス打ちしているからです。皿穴の中心に止めるのは意外と難しいですが「センター一発」を使えば、皿穴の中心に下穴をあけることができます。「センター一発」は電動工具に装着するタイプであり片手で着脱も可能。蝶番や金物などの下穴あけとビス止めの両方が簡単に行える便利アイテムを紹介します。
監修者 : 株式会社スターエム 林 剛史
株式会社スターエムは、各種木工ドリル、機械用ドリル、超硬カーボン用ドリル、オーダーメイド品の製造を主としこだわりの1本をみなさまにお届けしています。同社営業を担当し、趣味はアウトドアでキャンプが大好きで、入社後、自社製品を使用しているうちにDIYにも興味を持つようになりDIYアドバイザー資格も取得しました。どうぞよろしくお願いします。
目次
皿穴の中心にビスをとめないと固定したときに蝶番や金具が取り付ける箇所から若干ずれてしまうことがあります。皿穴の中心にビス打ちするのは意外と難しいですよね。
また、中心であっても下穴やビスを斜めに入れてしまうとズレてしまいます。
特に蝶番は蓋やドアの取り付け時に使用するため、全体にズレが生じてしまい蓋がズレたり閉まらないといった問題が出てくる可能性もあります。
センター一発は、インパクトドライバーもしくは電動ドリルドライバーに取り付け、蝶番や金物の皿穴に押し込みながらドライバーのトリガーを引くと、中心から鉄工ドリルが出てきてまっすぐな下穴があきます。
電動工具に装着したビットの上からセンター一発を取り付けるため、下穴を開けたあとセンター一発だけ取り外せばそのままビス打ちができてスムーズです。センター一発は片手で着脱可能です!
取り付け金具の皿穴とセンター一発のガイドがフィットするため合わせるだけで中心に穴があけられます。
センター一発に内蔵されているドリルは鉄工ドリルのため、ガイド部分のみを取り外すことで鉄工・軽金属・合成樹脂の下穴作業ができます。
センター一発に付属されているプラスビットをドリルドライバーもしくはインパクトドライバーに取り付けます。
プラスビットにセンター一発を取付けます。(前後どちらに動かしても着脱できるようになっています)
取り付ける金物の皿穴にセンター一発の先端部分を合わせて下穴をあけます。
下穴をあけたらセンター一発だけを取り外し、最初のプラスビットの状態にします。(前後どちらに動かしても着脱できるようになっています)
ビスを締めて取り付け完了です。
SS(内錐サイズ2.0mm)
S(内錐サイズ2.4mm)
M(内錐サイズ2.8mm)
L(内錐サイズ3.2mm)
一般木材・鉄工・軽金属・合成樹脂
インパクトドライバ14.4V以上
ドリルドライバ14.4V以上
3,000回転/分以下
プラスビット#1と#2が付いた両頭ビット
Q、手すりや蝶番に使用するビスが適応するセンター一発のサイズはどれを選べばいいですか?
A、使用ビスのサイズ、例えばネジ径4.0ならLの3.2(下穴として)を使用頂いて、ビスが効くように内錐を選んでもらう方がよいかと思います。
Q、電動ドリルもインパクトドリルも14.4v以上ってなっていますが、10.8vでは使用できないですか?
A、10.8vでも使用可能です。ただ、材によっては固い場合があり、パワー不足になる可能性もあるので 14.4V推奨としています。
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