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2020年08月02日更新

夏を涼しく快適に過ごすためのDIY

今年も猛暑の夏で、各地では40度超え、またはそれに迫る気温を観測する日が続きました。家屋で1番直射日光を浴びていると思われる屋根はどのくらいの温度になるのでしょうか。実は夏の屋根の温度はおよそ50度から70度にまで上がります。屋根素材の中で最も温度が上がりやすいのは瓦です。瓦は陶器と似て保温性に優れており、断熱性が高く、熱が逃げにくい素材です。変わって金属素材では、瓦より表面温度がやや低くなるものの、どの素材も暑い夏の日差しに影響し表面温度が高くなります。屋根が温まることで家の中の室内も高くなりますから、少しでも屋根の温度を下げる工夫をすることが大切です。また、屋根だけではなく外壁にも工夫をすると、より快適に家の中で過ごせるようになるはずです。この記事では、その際に便利な遮熱塗料を紹介していきたいと思います。

この記事の監修者

監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY)  makit(メキット)編集部

makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。

1.夏におすすめの遮熱塗料

遮熱塗料とは、強い日差しからの熱の吸収を抑制し、建物の内部への熱量の進入を抑える効果がある塗料です。
主に屋根や外壁、屋上に塗装します。遮熱塗料を塗ることによって室内温度の上昇を緩和させることができます。
屋根に塗装した場合、最大で15度から20度ほど表面温度を低下させることができます。
一方で、一般の屋根用塗料は太陽からの近赤外線を反射する能力が低く、熱を吸収しやすいものになっています。

2.遮熱塗料のメリットは?

1つ目は、先程も挙げたように室内温度の低下です。日差しによって温められた屋根表面の熱が屋根裏に伝わり、その熱は対流と放射によって室内温度を上昇させます。
学校の建物で実測された例では、塗装前と塗装後で大きな温度差があります。
最高温度差が天井の場合16.6度、室内では7.3度という結果が出ています。この結果から、十分な遮熱効果があったと分かります。

2つ目は、電気代の節約です。同じ色の遮熱塗料と一般塗料を塗装した小屋裏のエアコンの電気消費量を比較した例では、遮熱塗料を塗ったことによって32%消費電力が削減されました。
常にこの程度削減できる訳ではないですが、約5%から30%削減されることが多いといいます。
工場等の高圧電力用の電気料金では、過去12ヶ月で1番使用量多かった月の使用量によってその後の11ヶ月の電気基本料金が適用されます。そのため、ピークとなる月より前に遮熱塗料を施工すれば、後の電気代を削減できる可能性があります。

3.効果的な使い方

塗料には様々な色がありますが、遮熱塗料の場合は白色に近い色を選ぶのがおすすめです。
白に近い色は日射反射率が高いですが、黒に近い色は日射反射率が低いため、温度が上昇しやすくなります。
遮熱塗料を選ぶときは、色によるデザイン性と遮熱の性能のバランスを考えることが重要なポイントです。また、白に近い色の方が安価なことが多いです。

遮熱塗料は直射日光が当たる場所に塗装しますが、費用と効果のバランスを考慮しながらどこに塗装するべきか決める必要があります。遮熱塗料は近赤外線を反射して、日差しが当たる面の温度の上昇を抑制します。よって、夏は日差しを最も受ける水平面に遮熱塗料を塗装することで、最も効果的に表面温度を下げることができます。

また、夏において東側の壁と西側の壁では日差しを受ける量が水平面の3分の1ほどになります。南側、北側はあまり日差しを受けません。水平面以外には、外気温が高く西日が当たって暑くなる西側に遮熱塗料を塗装するのがおすすめです。南側の壁は、冬に日差しを受け暖かくなるため、遮熱塗料の塗装はあまりおすすめできません。

また、屋根だけでなく直射日光が当たるベランダ等の一部に遮熱塗料を塗るのも効果的です。光や熱を反射する塗料は、屋根用だけでなく鉄素材や木素材に対応したものもあります。

4.屋根に塗料を塗るには

まずは安全に塗装できる準備をします。落下防止のベルト、安全靴、ヘルメットを最低限用意することが必須です。 blank

準備するもの

下塗り塗料、中塗り塗料、上塗り塗料、シーラーデッキブラシ又は高圧洗浄機、大きい刷毛、ローラー、飛散防止シート、養生シート、ヤスリを用意します。

道具選びのポイント

養生は市販のガムテープや布で代用することが可能ですが、専門のマスカーと呼ばれる道具で養生することで仕上がりが良くなります。

塗装の流れ

塗装前の高圧洗浄と下地の補修を十分に行う必要があります。この工程を丁寧に行うことで完成の仕上がりが大きく変化します。下地の処理が不十分の状態で塗装をすると、塗料の密着度が弱まり不具合を起こす原因になってしまいます。高圧洗浄機を購入しても普段使わないという方は、ホームセンター等でレンタルするのがおすすめです。 また、塗料メーカーが定めている基準塗布量をしっかりと守ることが大切です。 塗り重ねる際は乾燥時間に注意です。

足場措置

高所を安全に作業するために足場を設置します。また、周りに塗料や水が飛ぶのを防止するため飛散防止シートを貼ります。

養生

塗装しない場所に塗料が付かないように養生シートで保護します。

高圧洗浄

高圧洗浄機又はデッキブラシで古い塗膜や汚れを落とします。塗料のつきを良くするために洗浄を十分に行う必要があります。

下地補修

別名ケレンともいわれます。ヤスリなどでサビや汚れを落とします。十分に汚れが落とせていないと後に不具合が起きてしまいます。

下塗り

シーラーといわれる接着剤の役割を果たす下塗りの塗料を塗ります。

タスペーサー挿入

雨漏り防止のため、スレートの間にタスペーサーという部材を挿入します。

中塗り

下塗りの上から2回目の塗装をします。

上塗り

中塗りが十分に乾いたら再度上から塗ります。

足場解体

足場の解体をします。

まとめ

blank 夏の暑さ対策のためすだれや遮光カーテンを使用しても、なかなか暑さが軽減されないと感じる方が多くいると思います。
一度、屋根や外壁等に遮熱塗料を活用してみても良いのではないでしょうか。屋根や外壁に自分で塗装するのが難しい場合は、ベランダや庭に遮熱塗料を塗装したウッドパネルを設置するのもおすすめです。暑さ対策に効果的であると共に、お洒落なインテリアにもなると思います。

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