2021年03月18日更新
木工系DIYに慣れてくると溝加工をして板を差し込む加工や、額縁のような飾り面加工など少しこだわったDIYにチャレンジしたくなりますよね。 そんな加工もルータービットを使えば簡単にできちゃいます。今回は便利なルータービットのセットでどんな加工ができるかをご紹介していきます。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
ルータービットは回転軸をベースに先端に木材をカットするための刃がついているビットです。 この刃の形状によって、溝加工や面取り加工など様々な形で加工をすることができます。
ルータービットを使うためには、トリマーという機械が必要です。 同じく回転する工具として一般的なドリルドライバーとは違い回転数が非常に高く、ルータービットをつけて切削するための電動工具です。
トリマーには材料に合わせて回転速度を調節することができる機種もあり、 木材の焦げ防止やスムーズな加工を行うためにもオススメです。
まずは加工したい形に合わせてルータービットを選びます。
トリマーのビット装着部分は普通に回すだけだと軸と一緒に回ってしまい、ビットの装着が出来ません。 本体の軸ロックボタン、またはもう一本のスパナを使い軸を固定します。
ビットの装着はビットの根元がコレットにつかないぐらいに適度に浮かして取り付けをします。 逆ネジになっている場合があるため注意しながらしっかりと締め付けましょう。
トリマー本体についている土台を動かし刃の出具合を調節します。 溝切りで使うストレートビットなどは抵抗が大きいので、一度の加工で刃を出しすぎないように注意しましょう。
↓刃が出すぎて削りすぎ↓
↓適度(5mm程度)↓
先端にベアリングがついている面取りビットは刃の出具合で形が変わるので、いらない端材などで確認しながらベストな高さに調節しましょう。
ストレートに溝を掘る場合はトリマー付属のガイドを使用する方法と、トリマーを持った際の左側にガイドとなる定規や木材を固定して沿わしながら加工する方法があります。
慣れれば絵を描いた上を慎重にビットを走らせることで、自由な形の彫り込み加工ができます。
45度カット、ヒョータン型、ギンナン型、サジ型など様々な形があります。 ビットの先端にベアリングが付いているので、材料に沿わせながら動かすだけで簡単に加工ができます。
注意点としてトリマーを動かす進行方向を間違えないように。 材料の外側を削る時は、材料の周りを反時計回りに。 内側を削る時は時計回りに削ることを意識しましょう。
今回は基本的なルータービットがセットになっているE-Valueの「超硬ルータービットセット」を紹介します。 ルータービットは一本一本揃えるとなかなか大変ですが、セットになっていると使いたい!と思った時に適したビットがすぐに使えるのでおすすめです。
6mm、10mm、16mmのストレートビットが入っています。
ストレートビットの溝幅と深さは位置を動かしながら調整することで自由に決めることができます。 溝加工をすることで木材のはめ込みをすることができ、ネジで直角に止めるだけよりはるかに荷重に強くなります。 薄いベニヤ板をはめ込めば箱もスマートに作ることができますね。
ストレートビットの先端が丸くなったタイプのビットです。
削ると底が丸い溝を掘ることができるので、手の取っ掛かり溝やちょっとしたペン置き、材料の角を削れば飾り付けなど、ストレートビットとは違う活躍の方法がありますね。
木材の段違いで飛び出てしまった部分などを簡単に落とすことができます。
カンナやノミを使って削り揃えることもできますが、それはちょっとハードルが高い・・・という方や、曲線面の段差を落とす時に活躍します。
材の角を名前の通りスプーンで削り取ったように加工ができるビットです。
シンプルな形状なので、飾り面として以外にも活用できそうですね。
当てるだけで材の角を45°カットで落としてくれます。
刃の出具合で削れる量が大きく変わり、ちょっとした面取りからテーブルの下側などしっかり落としたい場合も活躍します。 45°カットは仕上げは木材がパキッと締まって見えるので、かっこいい系木工DIYには特に活躍してくれます。
角面を波打ったような加工にできます。
主に飾り付けとして使用ができ額縁などのDIYに最適です。 もちろん家具の面などをヒョータン型に落とすことで、売り物のようなこだわりDIYに見せることも簡単にできるオススメのビットです。
材の角を丸く削ることができます。
家具などの人が触る部分などをギンナン面で丸くしておけば、触り心地が良く安全な仕上がりになります。 さらに刃を多めに出せば段差を大きくつけることもでき、飾り面として見せることもできます。
ルータービットを数種類使いこなして小さな額縁をつくってみました。
1.フレームとなる角材を用意します。
2.額縁の外側にくる面をヒョータンビットで削ります。
3.薄いはめ込み板を入れるように角材の側面に6mmの溝を掘ります。
4.額縁の内側にくる面を45°カット用のビットで削ります。
5.角材を45°カットし、板をはめ込みながら接着剤で組み合わせれば完成!
ルータービットのセットを使いこなせば、こだわった作りに見える額縁も簡単に作れてしまいますね!
ルータービットセットはいかがでしたか? DIYの可能性をぐっと上げてくれるルータビット。ワンランク上のこだわり加工には必需品なので楽しむならセットがおすすめです。
※この記事は藤原産業株式会社との共同PR企画です。[itemlink post_id="59003"]>
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