2019年01月28日更新
安いものでは5000円程度でも手に入り、角度調節、曲線切りもできることから作業効率が高くDIYではよく使用されるジグソー。丸ノコなど、他の切断工具よりも安全性も高く、初心者や女性の方でDIYをするならばジクソーを覚えて損はしません!今回は、ジグソーの各部位、使い方、選び方をご紹介します。
ブレード(刃)を上下運動させることで、木材や金属などを切断できる電動工具です。刃の長さは約100mmほどで、切断可能な厚みはブレードの長さによって変わってきます。約75mm以下の薄い板を切断するのに活躍します。ジグソー本体が高性能で、ブレードの長いものなら、135mm前後の板を切断することもできます。30mm程度の薄い板を切断するなら、短いブレードで切断が可能です。
ブレードが細いので曲線加工が可能(複雑な曲線には不向き)で、専用のガイドを使用すれば直線切断も可能です。
オービタル機能(しゃくり)を使うと、ブレードの上下運動に前後運動も加わり、ブレードが楕円型に動くようになります。この機能によって、切断速度を上げることができます。
木材の仕上げ切断、金属の切断、曲線切断の場合はオービタル機能をOFFにして使用してください。
ON保持ボタンが搭載されている場合、作動中にON保持ボタンを押し込むことでトリガーから指を離してもブレードが動き続けます。
トリガーロックボタンが搭載されている場合、不意にトリガーを引いてしまってスイッチが入り暴れだす危険を防止することができます。
商品によってどちらのボタンが搭載されているかは違ってくるので、購入の際に注意してお選びください。
ブレードガードによって、作業中にブレードに手が触れることによる怪我を防止できます。更に、カバーを付けると切り屑が飛散しません。ブレードカバーを装着していても、切断中ブレードの前に手を持ってこないよう、十分注意してください。
ダイヤルを回してブレードの動く速度を変更できるタイプの機種もあります。ブレードの動く速度を速めることで、切断速度も同様に速くなります。
直線でざっくり切断するときは速度を速め、曲線切り・金属の切断のときは速度を遅めて使用すると綺麗に切断できます。また、ダイヤルと共に、トリガーの引き具合によって調整できるタイプが多いので、最初はゆっくり切り始めましょう。
ブレードには大きく分けて、木工用・金工(金属)用・樹脂用等があります。木工用の中にも厚板用・高速切断用・合板用など特殊な種類もあり、用途によって使い分けます。また、刃の幅が狭いほど曲線切りが行いやすくなります。金属用には、通常よりも耐久性を高めたタイプもあります。金属の硬度によって使い分けることで、ブレードの傷み予防にもなります。
ブレードを着脱する際は、六角レンチを使用するスタンダードタイプと、工具を必要としないワンタッチタイプがあります。
ブレードにはメーカーの垣根を越えて使用できる”SDSシャンク”という規格があり、様々なメーカーが販売するブレードを好きな本体で使うことができるというメリットがあることから、最近ではワンタッチタイプが主流になってきています。
六角穴付きボルトを六角レンチで緩め、ブレードを差し込み、ボルトを締める。
※ボルトの頭がなめないようにするため、必ず六角レンチを奥まで差し込み、サイズの合ったものを使ってください。
1必要に応じて角度調整をする。
2ブレードを取り付ける。
※ここでブレードを引っ張ってきちんと装着されているか確認する
(刃は触らないようにして、けがにご注意ください。)
3コンセントを挿す(充電式の場合は、この時電池パックを取り付ける)
4切断する
切断時に、面に角度をつけて切断することも可能です。
バリ止めガイドなしでも切断は可能ですが、バリ止めガイドにでブレードの周りを押さえながら切断することで、バリを抑えることができます。
バリ止めガイドを使用する際はガイドの幅に合った厚みのブレードのみ装着可能です。また、バリ止めガイドはブレードと接触している状態で使用するため、傾斜切断時は使用できません。
バリ止めガイドは付属されている場合もありますが、本体に合ったものがばら売りされている場合もあります。必要に応じて使い分けましょう。
作業する時は、材をしっかり固定して切断してください。クランプなどがあれば使用しましょう。
ブレードは折れやすいので、保護メガネを着用してください。
作業の際は、ブレードに繊維が巻き込まれる恐れがあるため、綿などの軍手は着用しないでください。革手袋がおすすめです。
切断時は、本体を無理に前に押しても速く切れないので、ゆっくり押していきます。無理に押すとブレードが折れる危険があるため、本体に負荷がかからないようにしましょう。刃が勝手に切り進むのに合わせて、そのまま身を任せるような感覚が正解です。切断途中にブレードが材料にひっかかって本体がバタついた時は、すぐにトリガーから指を離して停止してください。
切る素材や仕上がりに合わせてスピード調整機能で刃のストロークの速度を変えることができる機能や、高速切断時に活躍するオービタル機能、切り進める際に出る木くずを飛ばしてくれるブロア機能などが搭載された機種があります。集塵接続部に集塵機をつなぐことで切りくずを吸い混み作業性をアップしてくれます。
スイッチの押し加減でスピードを変えられる、無段変速機能が搭載されています。ベースプレートを傾斜させ角度切りしたり、セットの定規ガイドを付けることで直線から縁切りまで可能です。
本体は軽くコンパクトで女性でも扱いやすいデザインです。刃の取り換えはワンタッチ式、オービタル機能も搭載です。スイッチ部にダイヤルがついており、スイッチの引き具合の調整が可能。スピードの調整が簡単にできます。
切断の際に木くずが舞い掃除が大変です。そんな時に活躍するのがバッテリータイプのジグソー!外での作業でも電源を気にせず使用できます。
高精度なバッテリージグソー!コード式100Vのタイプと同等のパワーなので、作業も楽々です。機能も切断線ガイド、バリ止めガイドが付属されており、美しく切断ができます。バッテリー(18V)別売りで、ジグソーだけでなくインパクトドライバーやサンダーでも共通でバッテリーがご使用いただけます。
10.8Vバッテリーで、軽く作業性を重視したボディデザインです。ジグソーブレードを装着し、ジグソーとしての切断加工のほかに、レシプロソーとして廃棄したい物の解体にも使用できます。
コード式ジグソーがどんなものか一度使ってみたい方におすすめ。お手ごろな価格設定で初心者の方にも安心してご使用いただけます。
ジグソーを始めて使う方、DIY初心者の方にも手に取りやすい単機能のジグソーです。ワンタッチでブレード(刃)の取り付けができて、特別な工具がいりません!(変速機能なし・オービタル機能なし・ブロワ機能なし)
のこぎりだと手間がかかるけど丸ノコを使うほど大がかりな作業ではない、曲線を素早く綺麗に切断したい。そんな時に役立つのがジグソーです。ジグソーを使いこなして、更に幅広くDIYを楽しんでくださいね。
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