2015年11月02日更新
PBスイスツールズはスイスの一等ドライバーメーカーです。ちなみにPBは創業者"Paul Baumann"のイニシャルから。1878年に創業し、当時は農業関連工具を製造していましたが1940年代からスイス軍からの依頼で工具製造を開始し産業とともに発展。1970年から日本への輸出が始まり、2015年で45年目を迎えました。PBスイスツールズといえば、ドライバーで有名ですが日本ではボールレンチが人気です。見た目から機能性までの"こだわり"を紹介します。
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ドライバー先端はメッキをしません。なぜなら、メッキをすることで若干の厚みがでてサイズが狂うからです。また、マイナスドライバーの先端形状は他メーカーと違い、丸味を帯びています。これはマイナスビスにがっちりはめて回したとき滑りにくくするためです。
薬品やオイルに強く耐久性が良くなっています。実験でドライバーをショックハンマーで何度も打ち付けても割れません。ちなみに樹脂ハンドルからほんのりバニラの香りがします。これは樹脂製品に練り込んでいるために半永久的に匂い続けます。
ドライバーグリップは年月がかかるが土に還る樹脂で出来ており、使用者の利便性と安全面を追求しながらも環境への配慮をしています。
全ての製品はスイス国内で製造、そしてスイス人のシェアがほぼ100%です。
全ての製品にシリアルナンバーが印字。誰でもHP(ホームページ)で製造時期を確認することができます。
シリアルナンバーのチェックサイト:
http://www.pbswisstools.com/en/quality/serial-number.html
シリアルナンバーはこのようにドリル部分に刻印されています。
ボールの形が他メーカーと違い長めに作られているため斜めに入りやすく、若干しなりがあるため締めた時の手にかかる負担が少ないです。また、ボール部分の凹みは削っているのではなく圧縮してるため強度があります。
見た目がきれいなのはもちろんですが、適切な先端形状やサイズの工具を簡単に判別できるようにするためでもあります。カラーにすることにより、サイズ間違いもなく管理もしやすいため作業効率が上がります。カラーのはじまりは日本輸入代理店の喜一工具株式会社が提案したアイデアで、PBスイスツールズが世界で初めてレインボーレンチを製造したメーカーです。
安価なものも高価なものも自分にとって合うものでいいでしょう。ただ、作り手の”こだわり”があるようにDIYerにも工具を選ぶ”こだわり”があり、DIYを楽しむ一つでもあるのです。
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