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2017年08月03日更新

ワトコオイル全8色の色見本と、おすすめの塗装方法をご紹介!

イギリス生まれの木材専用塗料「ワトコオイル」全8色の色見本を作ってみました。塗装する木材は高級家具にも使用されるホワイトオークを使って、塗装の手順はワトコ推奨の方法で行いました。木の温もりと味わいを出すワトコオイルの色味の違いを参考にしてみてください。塗装手順も分かりやすく説明しています!

この記事の監修者

監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) 代表取締役 山田 岳人

DIY事業を運営する大都(DIY FACTORY)の代表取締役。1969年石川県生まれ。大学卒業後にリクルートに入社、6年間の人材採用の営業を経て大都に入社。2011年、代表取締役に就任。社団法人日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」の資格を持つ。 メディア取材:読売新聞、TKCグループ、ログミーBiz、日本経営合理化協会、事業構想、INOUZTimes...他(順不同)

そもそも、ワトコオイルとは?

20160209-01a-2 ワトコオイルとは主に亜麻仁油をベースとした木材専用の油性塗料。シックハウス症候群の原因ともされるホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等を原材料に含まないので、内装木材や床に安心して塗装が出来ることから幅広い年代のDIyerに人気があります。木の内部にゆっくり浸透し、湿度を保ちながら木の良さや美しさを引き出してくれます。  

ワトコオイルはどうして人気なの?

blank 人気の秘密は仕上がりの美しさ。木材表面に塗膜を作らず、木に浸透するオイルフィニッシュであるため、木材本来の美しさを保てるのです。温もりや味わいある仕上がりに出来るので、本物志向の方が好んで使用されています。また、ワトコ同士で色のブレンドも可能なので、好みの色に調合しオリジナルの風合いが出せるのも面白さの一つです。  

ワトコの魅力を最大限に引き出すメーカー推奨の塗り方!

1.容器を振ってから塗料を出す

blank オイルの顔料が底に溜まっている場合があるため、使用前に容器を振りましょう。また極力、室外で塗装するようにしましょう。  

2.木材の表面を整える

20160209-01a-13 塗装する木材の表面を240番以上のサンドペーパーで、木の繊維をつぶさないよう木目に沿って研磨し、塗装面の調整をしましょう。仕上がりの目安は手触りがスベスベしている感じになるまで。 POINT 樹液やヤニがある場合は、事前にアルコールで拭いて取り除いておきましょう。  

3.塗装して乾燥させる

20160209-01a-14 ワトコオイルを1度塗りをします。油性用刷毛またはローラーを使い、ワトコオイルを十分に塗ります。乾燥は15~30分の間しっかりと放置しましょう。塗りムラが起きないように木目に沿って塗ること!   POINT 新品の刷毛は処理をしましょう 20160209-01a-12 新品の刷毛を使う場合は、抜け毛やゴミが塗装面に付着しないように、刷毛をクルクル回してから手でしごく処理を行っておきましょう。これはとっても大事です。
使用前の刷毛の処理についてはこちら ・待って!新品の刷毛をそのまま使用してはダメ!
 

4.乾燥したら二度塗りする

20160209-01a-15 表面が乾いたら、2度塗りをしましょう! POINT 塗布量は1度塗りの半分以下で十分です。  

5.耐水ペーパーでウエット研磨する

20160209-01a-16 2度塗りしたワトコオイルが濡れている状態で320~400番の耐水ペーパーでウエット研磨をしましょう。今回は600番の耐水ペーパーを使用しましたが、いい感じになりました。 POINT 塗料が乾く前のウエット研磨は、刃物を研ぐ時のように滑りがよくなり研磨しやすいです。  

6.布で拭き取る

20160209-01a-17 ウエス(布)で良く拭きとります。ちなみにオイルの染み込んだウエスは自然発火の恐れがあるため、そのまま捨ててはいけません!処分する時は水を染み込ませてからにしましょう。 POINT 拭き取り後1時間位は浸透したオイルが吹き出す場合があるので、ウエスできれいに乾拭きを行います。  

7.乾燥させる

20160209-01a-19 完全に乾燥するまで、24時間以上が必要になります。ワトコは油性塗料のため油絵のような匂いがありますが、塗装後は約3~10日ほどで失くなります。匂いも慣れるとそんなに嫌な匂いではないです。左が無塗装、右がワトコのエボニーで塗装をしたものです。  

ワトコオイルの色見本を全色、まとめました。

20160209-01a-3 左から、ダークウォルナット/ミディアムウォルナット/ドリフトウッド/エボニー/マホガニー/チェリー/ホワイト/ナチュラルと並んでいます。各色のレビューをしていきます。  

ナチュラル(W01)

20160209-01a-4 木材の元の色より濃くなり、オイルが染み込んだようなしっとりした色。塗料も黄味がかった透明です。
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ワトコオイル ナチュラル 200ml

ホワイト(W07)

20160209-01a-5 ホワイトは油気が多く、木材に塗料がはじいて少し浮いたような薄いホワイト色でしたが、耐水ペーパーをかけてウエスで拭きとれば、元の木材に白味がかった状態の優しい色に変化しました。ぼやけた感じは古材としても使用できそうで魅力的です。
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ワトコオイル ホワイト 1L

チェリー(W08)

20160209-01a-6 赤みがかったブラウン。木目との色の差がはっきりでるため、アンティーク家具にはちょうどいい色。
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ワトコオイル チェリー 200ml

マホガニー(W09)

20160209-01a-7 チェリーよりも赤みが強い。ニスで艶をだすと、アンティークな高級家具のような色合い。きっと、アイアン金具が映えます。

エボニー(W10)

20160209-01a-8 渋目のダークブラウン。木目が黒に近いので、クールなテイストやアジアンテイストなど幅広く使えて人気の色です。

ドリフトウッド(W11)

20160209-01a-9 木目がはっきり表れている深めのブラウン。観葉植物と相性抜群な風合いなので、カフェ風インテリアにおすすめの色。

ミディアムウォルナット(W12)

20160209-01a-10 明るめのブラウン。若干黄みがかったような色で、カントリー家具やナチュラルテイストにちょうどいいです。
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ワトコオイル ミディアムウォルナット 200ml

ダークウォルナット(W13)

20160209-01a-11 くすんだような落ちついたブラウン。木目の感じによっては古材の様な深い色合いです。

木の魅力を引き出す塗料、ワトコオイル!

20160209-01a-18 塗装前にしっかりとサンドペーパーをかけ、1度塗りした状態でも仕上がりは非常によかったですが、ワトコ推奨である2度塗り時に耐水ペーパーをかけたあとの仕上がりは、本当に全然違うものでした。手触りもスベスベからツルツルとなり、感動するほどの違いです。塗装素材にこだわり、よい素材を使うことで、木を生かした高級家具のような色合いが出せるそんなワトコの魅力を是非感じてみてください。DIYがもっと楽しくなりますよ!

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