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2017年10月12日更新

間違えると大変!ペイントうすめ液とラッカーうすめ液の違い

油性やラッカー系塗料を薄める時に使う「うすめ液」は、なんでもいいわけではありません。間違えると塗料が使えなくなってしまいます!今回はDIYによく使用されるペイントうすめ液とラッカーうすめ液の違いを説明します。

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makit(メキット)編集部

ペイントうすめ液・ラッカーうすめ液とは?

blank 油性塗料やラッカー系塗料を薄めるときに使用する溶剤です。こういった塗料は水で薄めたり洗ったりすることができないため、専用のうすめ液が必要なのです。  

うすめ液の用途

blank DIYではうすめ液を「塗料の希釈」「汚れ落し」「刷毛の洗浄」などに使います。例えば油性塗料はそのままでも塗ることはできますが、気温が低くなると油が固くなって粘度が上がりがち。そんな時はうすめ液で粘度を下げましょう。そのまま塗るよりムラになりにくく、ツヤも良くなります。  

ペイントうすめ液とラッカーうすめ液の違い

blank 基本的には薄められる塗料、洗える塗料が違います。まとめると以下の通り。 ペイントうすめ液 ・油性ニス ・油性ペンキ ・油性塗料 ラッカーうすめ液 ・ラッカー塗料 ・2液ウレタン塗料 ちなみに匂いはペイントうすめ液が灯油の匂い、ラッカーうすめ液がシンナーの匂いです。  

うすめ液の使い方

DIYで最も多いうすめ液の使用シーンは「塗料の希釈」です。ということで今回は油性塗料をペイントうすめ液で希釈する方法をご紹介しましょう。 blank といっても難しいことはありません。油性塗料を容器にあけて、塗料に合わせた希釈量のペイントうすめ液をそそぐだけです。 blank あとは刷毛につけて塗るだけです。ペイントうすめ液のおかげで塗料がサラサラになり、ムラを少なくすることができました。  

うすめ液の処理方法

ここからは使用した後の処理方法について解説します。

うすめ液を排水溝に流してはダメ!

blank 刷毛を洗浄したうすめ液はそのまま排水溝に流してはいけません。天ぷら油を流さないのと同じで、下水処理にたくさんのエネルギーを使うからです。また、悪くすると排水パイプをつなげている薬剤が溶けてしまったり、あとで有害な気体が上がってくることもあります。

新聞紙や布に染み込ませよう

blank 余った塗料と共に、不要な布や新聞紙に浸み込ませましょう。風通しのよいところで乾かして揮発させてから、ポリ袋にいれて普通ゴミとして処分してください。自治体によっては処分方法が変わることもあるので注意。

処理の専用アイテムもある

blank 油性塗料やうすめ液など、そのまま排水溝に流せないものを処理するための専用アイテムもあります。これを使えば塗料が固まってゴミとして捨てられてとっても便利です。これも自治体の処理方法をチェック。
塗料の後処理について詳しくはこちら ・知ってるようで知らない、塗装の後片付け方法
 

混同しがちな「ハケ洗い液」

blank うすめ液は刷毛を洗うことができますが、若干まぎらわしいのが刷毛洗浄の専用剤である「刷毛洗い液」です。「刷毛洗い液」は刷毛の洗浄力がうすめ液より高く、刷毛を長持ちさせることができます。しかし塗料を薄めることはできません。くれぐれも間違えることのないようお気をつけください。

うすめ液をうまく使おう!

blank ペイントうすめ液もラッカーうすめ液も、うまく使えばペイントで活躍してくれるアイテムです。それぞれ使い所と特徴をおさえて、楽しくDIYをしましょう!

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