2019年03月06日更新
DIYの名脇役の工具といえばクランプ!板材などの固定や締め付けに使うこのツールがなければ作業効率がグンと下がってしまいます。今回はクランプの基本的な使い方とたくさんある種類について解説します。
目次
材料の固定や、接着の際の固定で使用する工具です。 作業を行う時にもう一本手があればと思うことありませんか?クランプがあればひとりでの作業もスムーズになりますよ。
クランプには様々な形や種類があります。その中でもDIYで使うことの多い「ハンディタイプ」「レバータイプ」「ネジタイプ」について使い方を説明します。
ひとつあると便利なハンディタイプのクランプ。スプリングクランプを使用して説明していきます。
使い方はとても直感的で簡単です。大きな洗濯ばさみのようなイメージで使うことができ、締め付けは強力ではないですが、仮止め・一時的な固定、材料のせっちゃうの際の固定の際に重宝します。外すときは解放バーを押しましょう。
最近主流になりつつあるレバーを動かして固定するタイプのクランプです。クイックバークランプを使って説明していきます。
まずは材料を作業台の上に置いて、写真のようにクランプの上あご部分をかけます。下あご部分がバーの上でスライドできるようになっていますので、口幅を作業台と材料の厚みにちょうど合うくらいまで手でバーの上へ下あごも引き寄せます。
そしてレバーを握ると、下あごがより強く上あご向へ引き寄せられ強く固定されます。何回か握ってしっかり固定しましょう。
クランプを外す際は解放レバーを押してください。締め付けがゆるまり自由に動かせるようになります。
クイックバークランプには、パーツを付け替えて逆向きの力を加えるよう使用きるものがあります。
クランプの上あご部分の根元を留めているボルトやネジを外しましょう。
バーの反対側に差し込んで、再びボルトで留めます。
あとはレバーを動かすとあご同士が離れていく方向に強い力をかけられるようになります。
昔からあるネジで締め付けて固定するタイプのクランプです。写真はF型クランプを使用しています。
使い方は単純です!レバータイプと同じくスライドさせて口幅をちょうどよい場所へ動かして材料を挟み、ネジを締めれば強力な圧力で固定が可能です。
固定している木材に傷をつけたくない場合は不要な木材を使用してあて木をしましょう。クランプによっては材料に当たる部分にパッドのついていないものがあり、柔らかい木などは挟んだ時に凹みや傷がついてしまうことがあります。最近ではゴムのパッドが付いたクランプも多いですが、固定する接地面が小さいのでどうしても傷を付けたくない時にはあて木をするのがおすすめです。
クランプには挟みたいものによって向いている種類がありますので、それぞれ説明していきます。
一番シンプルなクランプです。締め付ける力が強力なので長時間の固定におすすめ。小さいものの固定にも向いています。
G型、B型と呼ばれることもあるクランプです。
木工作業でもおなじみのクランプ。ねじのついた下あごをL字のバー上でスライドさせて使用するので、挟むたびにネジを回す手間がありません。
パッドが小さいのでジグソーなどの切断のように電動工具での作業のジャマにならず作業効率も上がります。
45度にカットした材料を直角に固定することができるクランプです。90度の角材同士を固定することも可能です。
箱の角の接着などに便利です。
ベルトで四方から圧力をかけることができるクランプです。
四角の額縁や、4つの角を同時に圧着する際に活躍します。
片手でつけたりはずしたりできるクランプ。仮止めに便利で使ってみるととても役立ちます。
クランプにはたくさんの種類があるので、DIYの作業ごとに適したクランプをそれぞれ紹介します。
・のこぎりで板材の切断、組み立て作業
→クイックバークランプがおすすめ!
取り外しがスムーズで作業が簡単!バーの長いクランプを使用すれば組み立てにも使えます。
・ジグソーや丸ノコなどの電動工具での切削作業、板材のグラインダー加工
→F型クランプがおすすめ!
ネジタイプは上顎が小さいのでジグソーなどの切断を邪魔しません。
・小さなものの圧着、強力な固定
→Cクランプ
口幅の広さによって挟めるサイズが変わってくるので、大きさに注意です。
・ちょっとした仮止め、接着剤の固定
→ハンディクランプ
バネの力で挟み込み、取り外しも簡単です。
・額縁やフォトフレーム、箱など、四角いものの固定
→コーナークランプorベルトクランプ
クランプを使えば作業がはかどり、作品制作もスピードアップします。上手に使って楽しいDIYをしましょう!
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