2017年06月02日更新
椅子の座る面や木製のお皿などを作るとき、木材にくぼみをつける必要がありますよね。でも平面をくぼませるのは中々難しいのでは?そこで今回は木材にへこみをつける方法を一挙に紹介します!
それでは木材をけずってお皿のようにへこみをつける方法を紹介していきましょう。
まずは最もオーソドックスな方法です。彫刻刀を使って木を削り、くぼみを作り出しましょう。小さな面積ならすぐにできます。しかし実際やってみましたが、この方法は割と大変です。写真はSPF材を削ったものですが、この大きさで10分弱かかりました。椅子の座面など大きなものにはおすすめできません。
ディスクグラインダーに木材用の研磨ディスクを取り付ける方法です。広い範囲を効率的に削ることができました。しかし抵抗が大きく扱いが難しいので、繊細な作業には向いていません。大きなものを削るならこちらのほうがいいでしょう。
かんなには曲面を削り出すことができる種類のものがあります。これを使えば凹みを削り出すことができますが、難易度はやや高めなので初心者の方にはあまりおすすめしません。
ここからは実際に試してやりやすかったおすすめの方法をご紹介します。
埋め木錐という木ダボを削り出すためのドリルビットと、彫刻刀を合わせて使う方法です。まず凹みの大きさ、深さを想定し、跡が残らない範囲で穴をあけます。
埋め木錐は使うとこんな風に中の木が残るので、棒状のものでポキポキしましょう。
そしたらこういう感じで穴が残ります。
あとは穴に向かって彫刻刀で削るだけ。これだけでだいぶ彫るのが楽になります。
そしてある程度削れたら、ドリルドライバーにサンダーのビットを取り付けてくぼみを整えましょう。グラインダーほどハイパワーではないので失敗も少ないはずです。
こちらが実際に掘ったくぼみです。15分ほどの工程で完成することができました。
木材にくぼみをつけることができたら、お皿やボウルなどDIYの幅も広がります。ぜひ試してみてください。
まだデータがありません。