2017年08月25日更新
ビスっていろんな種類があってよく分らないですよね。今回は椅子やテーブルなどの強度が必要なものをDIYするときに使ってほしい「コーススレッド」について、その特徴とおすすめ商品をご紹介します。
目次
DIYでよく使うビス。ホームセンターにもたくさんの種類が置かれているけれど、どういう時に何を使えばいいのか、よく分らないですよね。
いろんな形のビスがありますが、今回はテーブルや椅子などの強度が必要なものをDIYするときにおすすめの「コーススレッド」についてご紹介します。
コーススレッドの特徴は、ネジの山部分の高さとネジ山同士の広い間隔、そして鋭くとがった先端!
このとがった先端が木材にしっかり刺さって、高いネジ山で木材同士を「引き寄せあう」という性質を持っています。また、ネジ山とネジ山の間隔が広いので、ホームセンターに置いてあるような様々な木材に使用できます。
そんな便利なコーススレッド。でも、ものによっては作業中に折れてしまって木材にビスが残ってしまうなんてこともあるんです。せっかくのDIY作品が台無しになってしまいます。
そうならないために!
「これからガッツリDIYしよう」という方に、プロも愛用しているおすすめコーススレッドをご紹介します。
「匠力(たくみぢから)」は建築現場に特化した、施工性と品質基準の追求にこだわり続けるビスブランドで職人さんたちに長く愛用されているんです。
そんな「匠力」のコーススレッドでぜひDIYにも使ってほしいのが特許取得済の縦目ローレット加工を施した他にはないこだわりビス2つ!
これらを実際に使ってみた感想をお届けします!
「三角ネジ山と縦目ローレット(略してタテロレ→TR)」という特殊なネジ山加工が施された、TRコーススレッド。
TRコーススレッドは一般のものと違って上から見た形が三角になっていますよね。そのため木材に触れる摩擦面が少なくなり挿入スピードが一般のものより速くなるようです!また、ネジ山がギザギザになっているの特徴。
一般のコーススレッド(上)と比べて、TRコーススレッド(下)のねじ部分がちょっとギザギザしているのが分かりますか?
この加工のおかげで切粉がギザギザの中に入って膨張を抑え、木割れを起こしにくくなっているようです。
これらの特徴を持ったTRコーススレッド。実際に試してみました!
まずは挿入スピードの違いをご覧ください。
こちらの動画、前半で使用しているのが一般的なコーススレッドなのですが、後半のTRコーススレッドの方がとてもスムーズに入っていますね!これなら作業効率もグッとあがりそうです。
左が一般のコーススレッド、右がTRコーススレッドです。確かに木割れを軽減してくれていますね。
続いては、堅い木材に使えるスゴビス。
一般のコーススレッド(右)と比べると、スゴビス(左)はネジ山の感覚が狭いですね。実はこれ、高いネジ山と低いネジ山からなる「ハイローネジ」と言われる加工なんです。
これに加えて「特殊先端カット」とTRコーススレッド同様「縦目ローレット」の加工も施されているんです。目には見えにくいですが、いろんなこだわりが詰まった、すごいビスなんです!
そんなスゴビスを、堅い木材に打ってみます!今回使うのはこちらのかたーい集成材。どれだけ堅いかと言うと…
一般のコーススレッドだと、最後まで入らずに途中で折れてしまうほどの堅さ。
釘を打って堅さを確かめてみると、ホームセンターでお手頃価格で手に入るSPF材(2×4材)は5回ほど打てば全部入るのに、この集成材は20回以上打ってやっと釘が入っていくほどの堅さでした。
そんなに堅い集成材。一般のコーススレッド(左)は歯が立たずすぐに折れてしまったのに、スゴビスはスーッと入っていってくれたんです。本当にすごいビス、スゴビス。
そのすごさを動画でもご覧ください!
ちなみに、スゴビス(右)も「縦目ローレット」の加工のおかげでこの通り。TRコーススレッド(中央)と同様、木割れを軽減してくれるのでほとんど目立ちません。
せっかくDIYするなら、ずっと長く使い続けたい!そのためにも、木材をしっかりと接合してくれる使い心地のいいビスを使ってみてはいかがでしょうか?
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