ビス打ち・穴あけを素早く行うためには必須の工具、電動ドライバー。自分に合った電動ドライバーを選べるように、インパクトドライバーとドリルドライバーなどの種類の違いと用途別の選び方を一挙ご紹介します。
電動ドライバーとは?
電動ドライバーはビス打ちや穴あけなど、DIYで最も基本的な作業を行える電動工具です。
これからDIYを始めたいというDIY初心者の方や、引っ越しなどに伴って家具の組み立てや分解をしたいという方が、作業をスムーズに進めるためにまず手に入れたいのが電動ドライバーです。
電動ドライバーには充電式と電源式があり、屋外や狭い場所でするときは充電式、決まった作業場所で長時間作業するときは電源式がおすすめです。はじめて購入する方は使い勝手のいい充電式を選んでくださいね。
電動ドライバーの種類
ドリルドライバーとは
ドリルドライバーは、回転のみの能力を持っており、名前の通り、ビットを付け替えることでドリル(穴あけ)もできるドライバーです。
ドリルドライバーについてもっと詳しく知りたい方はこちら ・
穴あけ・ネジ締めのプロ!ドリルドライバーの使い方・基礎知識インパクトドライバーとは
インパクトドライバーは、回転+打撃の二つを組み合わせてネジを締めることができるドライバーです。下穴の穴あけやネジ締め、どちらもできる優秀な電動工具です。
ドリルドライバーの機能に加え、回転方向にインパクト(衝撃)もあるため、ドリルドライバーに比べて強烈にネジを締め付けることができます。ただし、締め付けと衝撃の両方が強く、ドリルが折れてしまうこともあるため、穴あけ作業には不向きです。
インパクトドライバーについてもっと詳しく知りたい方はこちら ・
インパクトドライバーとは?使い方とおすすめモデルを紹介!インパクトドライバーとドリルドライバーの違いは?
インパクトドライバーとドリルドライバーの見た目でわかる違いには、「チャック」「スピードコントロール」「トルク調整部」の3つがあります。
チャックの形状
チャックとは、ビット(先端工具)を取り付ける部分です。
左がインパクトドライバーで、右がドリルドライバーです。作業や締めたいネジの種類・大きさによって、プラスビットや穴あけ用ビットなどに付け替えて作業します。
ビットの取り付け方法
インパクトドライバーとドリルドライバーでは、ビットの取り付け方法も違ってきます。
ドリルドライバーは、先端部分を回して緩めます。緩んだらビットをチャックに差し込み、先端部分を反対向きに回して固定します。
インパクトドライバ―は、先端を引っ張りビットを差し込みます。 先端部分から手を放すと、ロックがかかり固定されます。
スピードコントロールがついているかどうか
ドリルドライバーには、回転スピードの切替機能(2段階)があります。 本体に切り替えスイッチがあるので、用途に応じて回転スピードを切り替えます。
堅い材にネジを打ち込むとき、長いネジを打ち込むときはスピードを速い方にして使います。
トルク調整ができるかどうか
トルクとは、ネジやボルトを締めつける強さのことです。ドリルドライバーには、トルク調節ができるリングがあり、用途に応じてトルクを変更できます。 設定した値(トルク)でねじ締めができるので、小ネジを締めすぎてねじ切ってしまうこともありません。
用途に合わせた電動ドライバーの選び方
ドリルドライバーはこんな用途におすすめ
ドリルドライバーは繊細な作業に向いており、初心者にも扱いやすいのが特徴です。組立家具やカラーボックスなどの簡単な組み立てにおすすめです。
インパクトドライバーはこんな用途におすすめ
- ネジ締め(長いネジ、堅い材)
- 大型家具の組立や内装作業
- 木材や金属の研磨
インパクトドライバーはパワーが必要な作業に向いており、コントロールするには慣れが必要ですが、強力な締め付けがあるので、すばやく作業をすることができます。特にビスを打つ回数が多い建築現場では必須の電動工具です。
電動ドライバー使用時の注意点
実際に使用する際のコツは、インパクトドライバーとドリルドライバーのどちらにも共通しています。
1.打つ面に対して、ビットが垂直になるように打つ。
2.本体をしっかり押さえて、ぶれないように打つ。
3.ビス打ちをする場合は、先に下穴をあけるとビス打ちがしやすい。
上記の注意事項は、全てネジや穴をまっすぐ、ズレなく締めるために必要なことです。 真っ直ぐビスを締めることで作った物の強度が高くなり、壁に物を取り付ける際にも傾きの原因を防ぐことが出来ます。
電動ドライバーを手に入れて、DIYを楽しもう!
用途に合わせて自分に合った電動ドライバーを選ぶことが、ミスの防止と作業効率のアップに繋がります。それぞれの特徴をよく知ることで、自分に合った電動ドライバーと出会えるはず。
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