2019年11月29日更新
塗ると漆喰のようなボコボコ質感に仕上がるという、「MORUMORU(モルモル)」を塗ってみたので、使用感をまとめました。 ご自宅の壁をちょっと変わった風合いに仕上げてみたい。という方はぜひ参考にしてみてください。
監修者 : 芸術大学教員/DIYアドバイザー 野口 僚
徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工技術全般と家具製造ノウハウを培う。 その後、体験型DIYショップ「DIY FACTORY」 にて勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人に合ったDIY用品を提案しつつ、同時にDIYレッスンの企画と講師をおこない、日本のDIY文化発展のために尽力する。 現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、 学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えている。 プライベートではとりあえず自分でなんでも作ってみる精神で、家具から生活雑貨まで幅広く制作をしています。
目次
初めに、DIY FACTORYがおすすめするMORUMORU(モルモル)の基本的な特徴をご紹介します。
MORUMORU(モルモル)は、DIYの塗料として活躍する人気アイテムです。表面は、漆喰のように白くてざらつきがあります。着色した後に好きな模様をつけたり、テクスチャーをアレンジしたりと、塗り方によってオリジナリティの出しやすい点が魅力です。塗り方によってはアンティーク風やカントリー風など、おしゃれに仕上げることができます。
手で簡単に塗ることができるため、壁はもちろん、すのこやテーブルの天板など、幅広いアイテムへの使用が可能です。
塗料自体がパテのように「ぽってり」しているので、塗りたいところに傷やひび割れ、穴が空いていても、簡単に埋めることができるので、補修材としても使用することができます。
荒い面にもベタベタと塗ることができて、一度塗りで下地が透けることなく仕上がるのですごく便利です。
塗料の分類としては、水性シリコン系の塗料で屋外の壁面などでも使える耐久性があります。
フェンスやラティスなどにも手軽に使用できます。ガーデニングが趣味の方にもぴったりです。
MORUMORU(モルモル)は水性塗料なので不快な匂いが少なく、ストレスなく屋内での塗装作業ができます。
DIYに使われる塗料には多くの種類がありますが、主に樹脂などからなる油性塗料と水性塗料に大別されます。それぞれの違いには、匂いや乾燥時間などが挙げられます。油性塗料は匂いが強く、乾燥時間が長いという特徴があります。一方、水性塗料は匂いが少なく、比較的短い時間で固まります。
ここは洗面所の隣にあり、ホコリとカビがひどく、
コンクリート壁ということもあってひび割れや穴が多く空いていました。
そこで補修材としても使える「MORUMORU(モルモル)」なら最適では!?と思い、壁塗装DIYにチャレンジしました。
まずは、荷物を全てのけて壁を水拭きして埃や汚れを軽く落とします。
開封したら付属の手袋が1セット入っていたので装備して、手で塗料をすくいます。
壁にペタッ!とつけたらそのままどんどん広げていきます。
クリームのようにかなり「ぽってり」しているのでタレにくく、床も汚れにくいですね。
こんな大きな穴やひび割れも・・・
たっぷりと上から埋めてしまえば・・・
他の面と見分けがつかないように補修&塗装ができちゃいます!
天井の穴埋めだって・・・
上向きに塗っても垂れないから簡単に塗装できます!
手で塗れるから入り組んだ配線の裏も手軽に塗れます。
細かい所も塗りきって・・・
塗る前と見比べると清潔感がかなりアップしました!
広い面などは、漆喰用のコテなどを使うと効率よく均一に仕上げることができます。
床も含めて8m2ぐらいのスペースだったのですが、2人でのんびり作業して3時間ぐらいで塗り終えました。
まだ塗料が3分の1ぐらい余ったので、知り合いの方の息子さんの工作した家具が
だいぶ年季が入って木材も日焼けしているので、全部「MORUMORU(モルモル)」で塗っちゃいました!
まずは1×4材で作られたベンチ型の靴おきです。
塗装は初心者の方ですが、手で簡単に塗れるので初めてでも簡単に塗っていけます。
3セットある段々の棚も
モリモリ2人で楽しく塗っていきます!
刷毛を使って盛った部分をならせば、刷毛目のついた面が作れます。
刷毛を立てながら毛先でポンポンと叩くように塗ると、
塗料が立ち上がり、ザラザラっとした風合いに仕上がります。
手だけじゃなく、いろいろな仕上げ方ができて、好みに合わせて自由なパターンで遊ぶことができます。
・靴置き
・洗面周りの棚
水周りにぴったりの色合いになりました。
・小物置きの棚
しっかり小物が目立つようになりました。
・トイレの角棚
壁紙ともマッチしてナチュラルな風合いですね。
「MORUMORU(モルモル)」で塗装して生まれ変わったDIY家具。
これからもお家で長く使ってもらえるのが楽しみです。
最後に、ほんの少し塗料が余ったので、外で使っていた安いプラスチックのプランターも塗ってみました。
手でささっと塗っていきます!
5分くらいで塗れて、ナチュラルカントリー風なプランターに!
MORUMORU(モルモル)は屋外でも使えます♪
14Kgのペール缶が空っぽになるまで、これだけ塗り切りました!
もし塗料が余った時は、最初についていたビニールを外側に出るようにしてフタをすれば
乾燥が防げて長持ちしますよ。
今回、DIYで実際にMORUMORU(モルモル)を使ってみた感想をお伝えします。
・塗料が分厚くて下地が透けず1度塗りで仕上がるのですごく楽々。
・補修材としても塗装材としても使えるので、補修と仕上げが一気にできて効率的。
・手で塗り広げられるので、塗装初心者でも簡単に塗れて、むしろムラが味になる。
・匂いが少なくすぐ乾くので、室内での作業も苦じゃない。
・塗料が飛び散らないし、垂れにくいから汚れない。
・壁だけじゃなく、家具や小物にも使えて便利。
・いろいろな模様パターンを自分で選べて、シーンによって変えられるから飽きなくて楽しい。
・乾く前なら水で洗えるので、片付けが楽ちんで気軽に使える。
・効率的に綺麗に仕上げたいなら、左官コテや刷毛を使ってもいいかも。
はじめてMORUMORU(モルモル)を使ってみましたが、一番驚いたのはモリモリに塗っても塗料自体が割れにくく、
壁の穴やひび割れに補修材として使えた点です。
屋外にも使えて補修にも使えるすごく幅広く便利な塗料だと感じたので、
同じような悩みの方や、記事のような風合いに仕上げたいという方は是非使ってみてください!
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