2020年04月10日更新
和風のインテリア小物をつくるために日本の伝統工芸であるうるし(漆)風の塗料「水性工芸うるし」を塗ってみました。「水性工芸うるし」は、商品衛生法に適合しているアイテムのため、菓子皿や箸など、幅広いアイテムに使用できます。今回はウッド雑貨をうるし風の和風雑貨ビフォーアフターと塗料「水性工芸うるし」の紹介をいたします。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
今回塗装した雑貨
・お盆
・コースター
・おしぼり置き
・フォトフレーム
・小物ケース
・ブックエンド
・菜箸
・フルーツピック
・スプーン
ニスと塗料の専門メーカー【和信ペイント】が日本の伝統工芸であるうるし風の塗装を、もっと身近に体験してほしいという思いから開発された「水性工芸うるし」。低臭で扱いやすい、うるし調の水性ウレタン塗料です。純粋なうるしとウレタン塗料との違いは、成分です。天然のうるしがウルシノキから採取した素材である一方、ウレタン塗料はウレタン樹脂からできています。ウレタンとは、合成ゴムなどに使用されるポリウレタンのことです。一般的に、天然のうるしは濃淡がよりはっきりしていて色に奥行きがあり、なめらかな輝きを放ちます。こうしたうるしの特徴をいかして塗った器が漆器と呼ばれています。ただし、うるしには臭いや赤外線に弱いという特徴もあります。一方、ウレタン塗料は、無臭で変色しにくいという特徴があります。
うるしの魅力である風合いを維持しつつ、無臭で変色しにくいというメリットを含めたのが「「水性工芸うるし」です。水性原料を使用することで乾燥も早く臭いも少なくなっているので、簡単快適にうるし風の作品作りを楽しむことができます!また、「水性工芸うるし」同士を混ぜて色を作ることもできますよ~。
「水性工芸うるし」は、オンラインショップのほか、ホームセンターなどで入手できます。
食品衛生法に適合しているので、菓子皿や箸などの食器にも使用できます!
(完全に乾いていることが条件になりますので、塗装後7~10日ほど乾燥期間を取ってください)
製品にある「食品衛生法適合」の表記は、水温60℃・試験時間30分の条件で溶出する指定有害物質が規定量以下であることを意味しています。
作品を常温で使用することを想定しておりますので、塗装容器を煮沸するなど想定を超える使い方をすると適合数値を外れる場合があります。
また、塗装した作品の安全性を保証するものではございませんので、完成した作品を販売する場合など正式な検査結果が必要な場合は、実際の作品で試験を行ってください。
※画面上の色は、実際の色と異なることがあります。
※透明とつや消しは淡い飴色(ハチミツ色)になります
※乳白色は純白ではなく、やや黄みを帯びた色合いになります。
※透紫は他の色物に比べて透明感があります
①塗る面のゴミ・油分・ワックス等を取り、サンドペーパー(240~320番)で木目に沿って研磨し、木地をよく調整します。
②使用前に容器をよく振って、中身を均一にしてください。よく混ざるように容器の中にビー玉が入っています、混ぜた直後は泡が多いので10分ほど待ってから塗装してください。
③塗らない箇所をマスキングテープで養生し、塗りムラのないようハケで丁寧に塗り広げます。厚塗りすると乾燥不良を起こすことがあるので、一度に厚みをつけないように注意して塗装してください。
※塗装済みの製品は塗料が密着しない場合がございますのでご注意ください。
④直射日光を避けてゆっくり乾燥します。4時間以上経過していて十分に乾燥したら、サンドペーパー(400番ぐらい)で表面を軽く研磨します。(強く研磨すると塗装が取れてしまいますのでチカラ加減にお気を付けください)
⑤「水性工芸うるし」は本漆や「油性工芸うるし」よりも肉厚が付きにくくなっていますので、3回以上塗り重ねてください。
※使った刷毛などは一度ウエスで塗料をふき取り、中性洗剤(食器洗い用の液体洗剤)でよく洗い、水でしっかりゆすいでくださいね。
・油性工芸うるし、本漆、他社うるし製品との併用はできません。
・「工芸うるし専用下塗り液」は油性タイプの「工芸うるし」用です。当製品には使用できません。
・デコラ板(メラミン化粧合板)などの表面加工された木質材料、吸い込みの悪い木材、生木や乾燥の不十分な木材には使用しないでください。
・浴室など常に水に濡れるところ、湿気の多いところには塗装しないでください。
・厚塗りすると著しく乾燥に時間がかかる・乾燥後に表面が割れるなどの不具合が起こる場合がありますので薄塗りを心掛けてくださいね。
・時間の経過と共に塗膜が黄変するため、乳白色は純白にはなりません。
・竹には塗料が密着しづらいため、おすすめできません。
【用途】
屋内の木彫、木工作品、屋内木部(什器、額縁、ふすま縁など)
【種類】
45ml・200ml
【塗り面積】
(45ml)約0.2㎡、畳0.1枚分
(200ml)約0.8㎡、畳0.5枚分
【乾燥時間】
約2時間/20℃、塗り重ねた場合は約4時間/20℃
【うすめ液】
水(原液のままでも使用できます)
水性塗料のため塗りやすく伸びもいいです。3度塗りが推奨されているため1~2度塗りではうるし感は少ないですが、3度以上塗ることで艶がでてきます。今回塗装したものは市販されている小物でしたが、杉材で作った六角形の小物は特に和風な小物インテリアに変身したので塗るものによってうるし感の出方が変わってきますね!
※この記事は和信ペイント株式会社との共同PR企画です。
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