2021年12月09日更新
木工の塗装仕上げには色々な種類があります。塗装をすることで木材自体の強度が増すだけでなく、見た目も美しく仕上がります。気に入った木材の雰囲気を活かすならオイルフィニッシュがおすすめです。今回は手軽に塗れて失敗の少ないWood Loveシリーズのオイルフィニッシュ塗料をご紹介します。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
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目次
オイルフィニッシュは塗装することによって、着色が入りやすい部分とされにくい部分が強調されるので、木目の質感が美しく仕上がります。使用した木材によって仕上がりがそれぞれ違うところもオイルフィニッシュの良いところです。
Wood Loveのオイルは木材にしっかりと浸透します。そのため、塗りムラになりにくく、ウエスでサッと拭き取るだけで安定した仕上がりになります。
油性タイプのオイルフィニッシュは溶剤として有機溶剤が多く入っている製品も多いですが、Wood Loveのオイルは国産の亜麻仁油ベースで作られており、有機溶剤の独特の匂いが少ないだけでなく、木の呼吸を妨げず木材自体を長く健康に保つことができます。
オイルフィニッシュは塗装することで、木材の弱点であった、「水や湿気に弱い」や「汚れがつきやすい」などのマイナス面をカバーしてくれる、撥水性能と防汚性能を高めてくれます。見た目だけでなく、機能面でもオイルフィニッシュは優秀な仕上げですね。
木製の家具、ドア、フローリング、おもちゃなどの浸透性のある木製品に塗装することができます。
注意点としては、表面がコーティングされている木材には塗装することができないので、塗装をする前に確認をしましょう。
今回はホームセンターでよく手に入る、SPF材と杉材の2種類に塗装をしてみました。木の種類によってオイルフィニッシュは仕上がりに大きな違いが現れるので参考にしてみてください。
ほとんど着色はされません。木材の質感そのままを生かしつつ木部保護をしたい時におすすめです。
左)SPF材、右)杉材ナチュラルに比べるとほのかに着色されます。薄い色の木材や吸い込みの激しい木材は色が濃くなりやすいです。淡い仕上げが好みの方におすすめです。
左)SPF材、右)杉材左から、ナチュラル/ミディアムウォルナット/ダークウォルナット/エボニーウォルナット/です。
オイルフィニッシュを失敗なく、美しく仕上げるためには塗装手順が大切です。難しくはないですが、手間を惜しまなければその分キレイに仕上がるのがオイルフィニッシュです。順番に手順をご紹介していきます。
フィニッシュオイル、刷毛、塗料カップ、サンドペーパー#400、耐水ペーパー#240、ビニール手袋、ウエス
購入したままの木材の表面にはゴミや埃、油分などが付着しています。このような異物はオイルフィニッシュの仕上がりが悪くなってしまう天敵です。サンドペーパーを使って研磨しましょう。研磨作業は木目に沿っておこなうことで繊維傷が目立たなく美しく仕上がります。
研磨が足りず、傷などが木材に残っていると、その部分だけ塗料がよく染み込み濃く目立ってしまうので、塗装前には木材に傷がないかよく確認しましょう。
塗料は置いておくと缶の中で分離し、色のバラ付きがでます。よく混ぜずに使用してしますと、着色成分が薄く思った通りの仕上がりにならないことも。缶の蓋がしっかりと閉まっていることを確認したら、逆さにしてよく振って混ぜましょう。
使いやすい使用する分だけ塗料カップに移しましょう。下には汚れてもいいシートやマスカーで養生しておきましょう。
塗料を刷毛にしっかりと染み込ませたら、カップの縁で余分な塗料を落としましょう。サラサラとしていて塗りやすい塗料なので、刷毛にたっぷり塗料を付けてしまうと、刷毛からボタボタと落ちたり、べったりと塗ってしまうことになります。
木部全体に塗装をしていきます。この時の塗装方向はヤスリがけと同じく、木目方向に塗装をすることでムラなくキレイに仕上がりやすくなります。
15分〜30分ほど塗料を染み込ませます。すぐに拭き取ってしまうと染み込みムラが出たり、色が薄い仕上がりになるので注意です。
ウエスを使って余分な塗料を拭き取ります。その後1時間ほど置いて全面を乾燥させましょう。
1回目の塗装が乾いたら、2回目の塗装をします。塗料は1回目より少なく半分以下ぐらいの量を塗っていきます。
2回目を塗ったらすぐに耐水ペーパーで磨くように研磨をします。こうすることによってツルツルな手触りの、自然な美しい艶のある仕上げとなります。
研磨後は1回目と同じく、余分な塗料を拭き取り乾燥させれば完成です。実際に使用する場合は24時間以上の乾燥時間の後に使用しましょう。
左が塗装済み、右が無塗装です。自然な美しい塗装仕上げになりましたね。希望の色より少し薄い。と感じた場合3回、4回と重ね塗りをしてもOKです。
オイルフィニッシュは油性なので、水道水では洗うことができません。刷毛を再度利用したい場合は、刷毛についた余分な塗料を布で拭きとります。
その後、ペイントうすめ液で刷毛をよく洗って乾燥させます。使用済みのウエスは発火防止のために、よく水に浸してから捨てましょう。
いかがでしたか?木工DIYの仕上げといえばオイルフィニッシュ!失敗が少なく、誰でも木の風合いを生かした仕上がりにできる塗装はDIYにおすすめの仕上げ方法です。Wood Loveのオイルはサラサラしていて匂いも少なく、家でも使いやすい塗料でした。重ね塗りすることで色調整も可能なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
※この記事はニッペホームプロダクツ株式会社との共同PR企画です。
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