
2022年01月12日更新
木工DIYに慣れてきた中級者の方はトリマーを使って面取り加工や、溝堀、飾り加工などしている人も多いのではないでしょうか。ルーターはトリマーととても似た加工ができる電動工具ですが、トリマー以上の強いパワーと安定感でさらに上のDIYを楽しむことができます。今回はトライトンのルーターとルーターテーブルの使い方やどんな加工ができるかをご紹介していきます。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
ルーターは先端に取り付けたビットが回転することで、木材の面取り加工や溝掘、切り取りなどをすることができる電動工具です。 似た工具ではトリマーという電動工具がありますが、ルーターの方がパワーが強く安定した加工ができる特徴があります。
ルーターの大きな特徴の1つは、専用のテーブルルーターモジュールに設置することで、テーブルルーターとして使用することができます。 テーブルルーターは、ルーター本体を持って動かすのではなく、固定されたルーターに木材を当てて加工するため、安定した安全な加工が可能になります。
1350W/14Aの電子制御モーターにより、大きなルータービットや硬い木材なども楽に切削することができます。 パワーが強ければ機械に無理な力を加える必要もないため、安全に綺麗な加工ができます。
トライトンのルーターは電子制御により、作業中に負荷がかかった時も、速度が低下しづらく、一定の回転速度をキープします。この機能により、安定した作業性と美しい切断面に仕上がります。無段変速機能つきで、材料に合わせて最適な回転速度を自分で設定することができるため、ストレスなく作業をすることができます。
一般的なルーターはスパナを2本使って、本体軸と回転軸の2つをロックしながら回す必要があり手間がかかってしまいますが、トライトンのルーターは軸を一定以上の高さまで出すと自動でロックがかかり、スパナ一本で簡単にビットの取り替えができます。
トリマーのビットは6mm軸のタイプが一般的ですが、ルーターは12mm軸の装着が可能です。
12mm軸ビットは6mm軸に比べて大きく切削加工をすることができ安定性も高く、トリマーではできなかった特殊な加工が可能になりさらにDIYの幅がぐっと広がります。
Triton専用コレットチャックのバリエーションは6mm、8mm、12mm、1/4(6.35mm)、1/2(12.7mm)。
出典:luuk.com
ルーター加工は本体ベースから出ている刃の高さによって切削量が変わり、この刃調整を精密にすることで目標の仕上がりに近づきます。
トライトンのルーターはワインダーハンドルという機構を使って任意の高さに調整したり、大きく高さ調整したりすることが可能です。
別でマイクロワインダーという微調整をするための機構があり、この2つを使うことで効率的かつ精度高く刃の出具合を調節することができます。
ルーター作業は木材を多く削るため、木屑が大量に出ます。そのため室内で作業をする際には集塵機能は必須です。 トライトンのルーターは本体プレートに集塵ホースを取り付けられる穴が空いており、集塵機を取り付けることで、細かな木屑の飛沫を最小限に抑えてくれるため、室内でも快適に作業をすることができます。
付属のベースプレートを装着することで、材の端からある程度内側に入った部分へ正確な水平の溝を掘ることができます。 棚板などの嵌め込み加工をしたい際などに便利ですね。
別売のトラックアダプターを使用すれば、さらに深い位置での水平溝切り加工が可能となります。付属の微調整ダイヤルでルータービットの位置を調整し数回に分けて切削することで、ビットよりも広い溝幅を掘ることができます。
ルーターは手持ちでの加工も可能ですが、トライトンのルーターにはテーブルルーターとして使用するための専用モジュールがあり、装着することでルーターの機能を最大限引き出し、安全かつ効率的に加工をすることができるようになります。
テーブルモジュールはトライトンのワークセンターシリーズの1つで、ワークセンターにワンタッチで取り付けることで、快適に作業ができるようになります。 ワークセンターは通常作業台として使用することができますが、他にもテーブルソーやスライド丸鋸などを装着することができる汎用性の高い作業台です。
手持ちでのルーター加工は、機械本体の重さもあり、長時間の加工はなかなかの重労働です。テーブルルーターとして使用することで、ルーター本体は動かすことなく、木材を刃に当てることで加工ができるため、加工数が多い時などには圧倒的に楽に作業をすることができます。
またテーブル上で作業をするため、小さな木材でも安定して加工をすることができ、綺麗に安全な加工をできます。
トライトンのテーブルルーターの大きな特徴の1つとして、刃の出し具合をテーブルトップから簡単に調整できます。付属のハイワインダーハンドルをテーブルの穴に差し込み回すとルーター本体が上下し、微調整も簡単なため、ルーター加工で大切な刃の出具合を手軽に調節することができます。
テーブルモジュールに装着時はテーブルトップから装着フランジを一番高いところまであげることによって、取り付け軸が自動ロックされるため、スパナ一本で手軽にビットの着脱が可能です。 取り付け後は本体を下げれば自動でロックが解除され加工が可能となります。
モジュール付属のフェンスボードを調整することで、木材を沿わせながら加工することができるので、溝掘加工も面取り加工も安定して安全にすることができます。ルーター刃の露出部分も減るため、事故の防止にもなります。
木材の端から水平に溝掘加工をする場合は、モジュールの目盛りを参考にすることで、溝幅の調整も手軽に加工することができます。
モジュールに装着可能なフェザーボードを使用し材料の送りを安定させることで、安全で正確な加工ができるようになり、ルーター特有のキックバックの危険を抑えることができます。ルーターの削り量が多い時や、加工する木材が硬いと加工中に木材が浮いてしまうこともあり、失敗の原因にも。フェザーボードで木材を押さえることで、ムラのない均一な仕上がりの手助けにもなります。
刃の上部には透明の安全ガードを取り付けることができ、加工する木材の高さに調整することで、ルーター刃への接触事故の危険を最小限に抑えることができます。 また、フェンスボードと安全ガードを使用することで、集塵機を取り付けた際の空気の流れが制限され、切削時の木屑の飛散を大幅にカットすることができます。
ルーターを使えばトリマー以上に様々な加工の幅が広がります。特にルーターに取り付け可能な12mm軸径のビットはプロも使うビットが多く精度が高く種類も多種多様です。
ルーターテーブルを使えばルーター加工の奥深さを楽しめること間違いなしです。
※この記事は株式会社高儀との共同PR企画です。
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