2017年02月09日更新
自分の作ったDIY作品はキレイに仕上げたいものですよね。完成品の印象を大きく左右するのが仕上げの塗装ですが、ワックスやステインなどは種類が多くて、どれを使えばいいのかわからないという人も多いのでは?そこで今回は定番のブライワックスから、ワックスとウッドダイを重ね塗りしたおすすめの色パターンを紹介します。
目次
ブライワックスは英国王室からも御用達にされている木材仕上げ用の塗装材。塗るだけで古材のような質感や色合いを醸し出すことができ、多くのDIYerから愛されています。実はブライワックスには固形タイプのワックスと、液状ステインタイプのウッドダイの2種類があり、この2つを重ね塗りすることでより深い色彩を表現することができるのです。その組み合わせは168通りにも及びますが、今回はその中でも特におすすめの組み合わせ7色を紹介します。
ちなみにブライワックスを重ね塗りする際は、必ず「液状ステイン→固形ワックス」の順番で行ってください。ワックスを先に塗ると、水を弾いてステインが染み込まなくなってしまいます。
注:色見本の見かた
写真の木材が3色に塗られていますが、左端がステイン、右端がワックス、真ん中が重ね塗りされた部分となっています。材質はすべてSPF材、塗装方法はスチールウールです。
ステインがブラウンマホガニー、ワックスがチークの組み合わせ。ブラウンマホガニーの持っていた温かみがチークのツヤによって洗練され、アンティーク家具のような色合いを作り出しました。
ステインがヒュームドオーク、ワックスがラスティックパインの組み合わせ。ヒュームドオークの素朴な色合いに温かみのあるラスティックパインのツヤが合わさり、自然な重厚感を備えました。
ステインがチーク、ワックスがウォルナットの組み合わせ。チークの高級感にウォルナットのユーズド感が加わることにより、ヴィンテージ家具のような色味を出しています。
ステインがチーク、ワックスがラスティックパインの組み合わせ。濃い色で経年劣化を表現しやすいチークがラスティックパインのツヤと出会い、長年にわたり人に愛されてきた調度品のような雰囲気を醸し出しました。
ステインがローズウッド、ワックスがチークの組み合わせ。ローズウッドの持っていた独特の色気がチークのツヤによって磨き上げられ、一段上の妖艶さになりました。
ステインもワックスもチークを使った組み合わせです。チークの持つ高級感が重ね塗りによりさらに深い色合いとなっています。
ステインがゴールデンオーク、ワックスがラスティックパインの組み合わせ。気品と風格のゴールデンオーク、自然な温かさのラスティックパイン、2つが重ねられることにより、歴史の重みすら感じるアティーク感を実現しました。
いかがでしたでしょうか。お気に入りの色は見つかりましたか?ここで見つからなくても自分で様々な組み合わせを試し、好きな色を探すのも楽しいものです。その際はワックスにラスティックパインを使うと、ステインが何色でもなんとなくいい感じになります。逆にウォルナットとジャコビアンをワックスで使うのは真っ黒になるため、あまりおすすめしません。DIY作品を自分好みの色で仕上げて、もっと素敵にしてくださいね。
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