安価な材料でもこれを塗るだけで「いい感じ」に仕上がるというウワサのブライワックス。DIYをする人なら一度は目にしたことのあるメジャーな塗料です。今回はそんな人気塗料の魅力や塗装方法を改めてご紹介します。
ブライワックス(BRIWAX)とは?
DIYerたちはもちろん、英国王室までもが愛用する極めて優れたワックス。無垢の木製品の保護やツヤ出しができるうえに、着色も可能な仕上げ材です。主原料には蜜ロウとカルナウバロウという自然素材が使われているので安心して使えます。
なぜブライワックスは人気なの?
塗るだけで使い古したような深い色合いに仕上がるのがブライワックスの人気の理由。アンティーク風にも男前インテリア風にも仕上がるので、多くのDIYerたちに愛されています。また、色の種類の豊富さも注目を集めるポイント。記事の後半でその色味をご紹介します。
ブライワックスで作れるもの
それではブライワックスの塗装でDIYできるものを、インスタグラマーさんたちの素敵な作品から紹介します。
1スヌーピーのトレイ
そうめんの空き箱にブライワックスを塗装したDIYアイデア。落ち着いた色合いがおしゃれなトレイです。ビーズのハンドメイドも楽しくなりそう。
2ロールトップ テーブル
こちらはブライワックスで塗装したロールトップ テーブル。ブルックリンを彷彿とさせるヴィンテージでカッコいいテイストです。
3ケーブルドラムのテーブル
こちらのインスタグラマーさんはケーブルドラムをブライワックス塗装してテーブルにしているようです。エネルギッシュでワクワクする空間ですね!
4木製のカゴ
こちらは色の映えるシンプルな木製のカゴです。キャンドルを入れたりグリーンを飾ってみたり、シンプルだからこそ使い方が広がりそうですね。
5プランターボックス
パイナップルの鉢植えのために作られたプランターボックス。パイナップルの南国感とブライワックスのジャンク感がマッチした素敵なDIYです。
ブライワックスの塗り方
ブライワックスの塗装方法は基本的に3行程。
1.木材のゴミを取る
2.布やスチールウールなどでブライワックスをすり込む
3.余分なブライワックスを拭き取って磨く
という手順です。刷毛を用意する必要もなく、やってみるととっても簡単ですよ。
ブライワックスの色見本とレビュー
それではここからはブライワックスの色見本をレビューとともにご紹介します。色数が豊富なのであなたの好みの色もきっと見つかるはず。
アンティーク・マホガニー | Antique Mahogany
うっすらと赤味がかった感じで、高級木材に似たイメージに仕上がります。
ジャコビアン | Jacobean
ダークチョコレートのような深みのあるブラウン。カフェっぽく仕上げたいときにピッタリの人気カラーです。
アンティーク・ブラウン | Antique Brown
自然に古びた風合いのある色。ナチュラルな家具によく合いそうですね。
ウォルナット | Walnut
ユーズド感好きの王道。人気も高く、古材っぽく仕上げたいならまず間違いはありません。
オールド・パイン | Old Pine
ワックスの色味はそれほど主張せず、ツヤと木目の味を浮き上がらせます。ラスティック・パインよりも緑がかったくすみがあります。あまり濃く着色したくないときにおすすめ。
ダーク・オーク | Dark Oak
長年使いこまれた家具のような風合い。ユーズド感を出したい時におすすめです。
ラスティック・パイン | Rustic Pine
黄味がかった飴色のようなカラー。オールド・パインと同じく、うっすら着色したいときにおすすめです。
スパニッシュ・マホガニー | Spanish Mahogany
赤みが強く温かみがある色です。美味しいコーヒーを出す喫茶店のカウンターの机色に使われてそうなイメージですね。
アンティーク・パイン | Antique Pine
色は比較的うすめ。アンティーク・ブラウンよりも黄色みがかっています。木の元々の味を生かす落ち着いた色でカントリー風のDIYによさそうですね。
チューダーオーク | Tuder Oak
コーヒーのような深みのある茶色。古材っぽさを出したい時におすすめの1つです。
水性のステインでもっと深みのある色に。
ブライワックスの商品ラインナップはワックスだけではないんです!
木材のアンティーク塗料には様々な種類があるのですが、ざっくりいうと以下の2つに分類できます。
1.ステイン→木材に染み込んで着色する。でも保護はしない。
2.ワックス→木材にある程度染み込んで着色。ある程度保護する。
今まで紹介したのは「2.ワックス」にあたる塗料でしたが、ここからはその「ステイン」の色見本をご紹介します!
木材用の塗料について詳しくはこちら ・
木材用塗料の性質をわかりやす~く解説!
ライト・オーク | Light Oak
明るめですが落ち着きのある色彩です。黄色っぽく緑がかったイメージでカントリー調の家具などにおすすめ。
チーク | Teak
茶色と赤みが強い色合いで、高級木材のような色味に仕上げてくれます。
ブラック | Black
やや青みがかった、透け感のある黒。黒にしたいけれど木目も欲しいときにぴったり。
ヒュームド・オーク | Fumed Oak
どこか和の空気を感じる、薄く墨を溶かしたような色。和室にも使えるかもしれませんね。
ゴールデン・オーク | Golden Oak
チークよりも少し明るめ。映画に登場するお屋敷の調度品のような、気品を感じる色。
ジャコビアン・オーク | Jacobean Oak
黒っぽい茶色。ステインのジャコビアンはワックスより黒っぽいです。
ブラウン・マホガニー | Brown Mahogany
赤みの入った王道の茶色。長く人が住んだ家の柱のような、ぬくもりを感じる色合いです。使いこまれた質感を表現したい時に。
グレイ | Gray
一般的なグレーよりも青っぽく、奥ゆかしさと静謐さを漂わせる落ち着いた色合い。和風DIYにも合いそうです。
イュー | Yew
少しオレンジに近く他と比べると個性的な色合い。家具に使うと上品に見えます。
オールド・パイン | Old Pine
緑っぽいくすんだアッシュのような色合い。アメリカンカントリーを彷彿とさせる自然な色でテーブルや椅子などに広く合いそうです。
ローズウッド | Rosewood
赤や紫をふくむ、色気のある色。長く大事にされてきた雰囲気を出したい時におすすめ。
実は重ね塗りもおすすめ?
今までに紹介したブライワックスの「ワックス」と「ステイン」は重ねて塗ることもできます!そうすると一色だけの時よりずっと深い色合いになるんです。とはいえ組み合わせの種類が多すぎるので、下記の記事にておすすめの色をいくつか選んでみました。DIYの際は参考にしてみてください。
【ワックスとステインの重ね塗り】おすすめ色見本はこちら ・
ブライワックス×ウッドダイ、重ね塗りのおすすめ色見本
ブライワックスでDIYを楽しもう!
たくさんの色から自分の好きな色を選べるのは嬉しいですね!塗るだけで深い色味に仕上がるブライワックスで、DIYをもっと楽しんでくださいね。
ワックスの売れ筋ランキングもチェック
Amazonの売れ筋商品を見る
こちらの記事もおすすめ