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2021年01月29日更新

板材に自由なサイズの穴あけができる工具!自在錐の使い方と自在錐用ダストカバーを紹介

自在錐は板材にキレイな穴をあけることができる道具。ホールソーも穴あけはできますが、自在錐は穴のサイズを自由に変えられるのが特徴です。一般的には電気ドリルやボール盤を使って自在錐を扱うのですが、ドリルドライバーやインパクトドライバーで使えるものも販売されています。今回はDIYで使う電動ドライバーやインパクトドライバーでも使用可能な自在錐と石膏ボード屑から守る自在錐用ダストカバーの両方の使い方を紹介します。

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makit(メキット)編集部

自在錐(ジザイキリ)とは?

blank 板材に丸い穴をあけるための工具です。最大の特徴は穴の直径を自由に調整できること。穴をあけるだけならホールソーでもできますが、こちらは穴径サイズが決まっておりある程度しか合わせられません。しかし自在錐は刃を動かすことができるのでぴったりの希望サイズに穴あけができます。メーカーによっては商品名が違うため自在錐の他に自由錐とも言われています。
関連リンク ・ホールソーを使って木材に丸い穴を開ける方法
 

自在錐を使って木材の穴を開ける方法

1)刃を固定する

blank ネジを緩めて刃を動かし、目盛に合わせ穴の径をセットします。最初ネジがとても堅いので、刃でケガしないように気を付けてくださいね。 blank 六角レンチをネジ頭に差し込んで回し、ある程度ゆるめます。そのまま横にスライドさせて、適した位置で刃を固定させましょう。 blank 目盛40は穴径40mmを示し、60は穴径60mmを示します。(目盛は目安となりますので、一度試し穴を開けて寸法を確認してください) blank 左側の刃も同じ目盛数字に合わせ、しっかりと六角レンチで締めます。 blank ※刃は内刃と外刃があり同じ向きの刃が取りつけられています。 blank 内側からと外側から木材に切込みを入れていって穴をあけますので、円を描いた時に内刃と外刃の間隔が3mm程の溝が出来ると最適です。  

2)電動ドライバーに装着して試運転

blank 電動ドリルドライバーもしくはインパクトドライバーに装着し、周りに何もないところで少し回転させて刃のブレがないか確認します。 ※安全のため3000回転/分以下の電動工具を使用して下さい。 blank この時刃が左右対称になっていれば、軸がぶれずに綺麗に回ります。刃が偏っていると軸がぶれて危ないので左右バランスを調節しましょう。  

3)穴あけする板の準備

blank 穴あけをする木材の下に添板を置いてクランプでしっかり固定します。 blank 添え板は穴をあけた際にセンタードリルが貫通しない厚みの木材を用意しましょう。自在錐の回転範囲に障害物がないか確認して下さい。  

4)円形の溝を板の半分まで入れる

blank 穴をあける中心点にセンタードリルをあて、まずは真ん中の穴をあけます。 blank 次は少しずつ円形の溝をつけましょう。回転を一定速度にしてまっすぐ木材に刃を当て、深さが均一な二重の円を掘っていくように木材を削ります。。 blank 回転中は木材を押さえる手や足に十分注意してくださいね。  

5)自在錐を引き抜く

blank 薄い板材ならそのまま円形に切りとれます。しかし板材の厚みがある場合は、半分ほど溝が掘れたら自在錐を引き抜きましょう。強く押し込んでしまうと回転が止まり、切れなくなり軸が折れる原因となるので一気に切ろうと無理はしないでください。 blank ある程度溝が掘れたら回転を止めて木材から錐を引き抜きます。ちなみに作業中に刃の回転が止まった場合は刃を木材より少し持ち上げ、回転を一定速度にしてから再度穴あけしてください。  

6)反対側から削る

blank 反対側から穴あけするために木材をひっくり返し固定します。 blank センターの穴にドリルを入れて先ほどの同じように穴あけします。 blank さっきと同じように均等に溝を掘るようにしていきましょう。  

7)円形の板を引き抜く

blank 両側から掘った溝が繋がると、中心の丸い木材が切り離されて一緒に回転します blank そうなったら回転を止めて、そのまま引き抜きましょう。  

8)穴あけ完成!

blank 丸い穴があきました!薄板でも片側だけであけるよりも両側からあけた方がバリも少なくてきれいな穴があきます。 blank ホールソー同様とても便利な切削道具ですが、回転して木材を切削するため扱いを誤ると危険です。加工できる材や木材の厚みを守る事と必ず取扱い説明書を熟読して慎重に作業してください。   適用材は一般木材(薄板専用)と石膏ボード。穴あけ可能径:30~120mm、穴あけ可能深さ:片側12mm、両側24mm。六角軸のため充電ドライバーやインパクトで使用可能。今回使用した自在錐です。

自在錐用ダストカバー使って木材の穴を開ける方法

自在錐用ダストカバーとは?

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自在錐を使って壁や天井に穴を開けようとすると、大量の切り粉が出てきますよね。
特に石膏ボードの場合は切り屑が軽いので、舞い散りやすく、作業が終わったら、身体や床が真っ白になってしまった・・・なんてことも。
そんな困った切り粉の飛散問題を解消してくれるのが自在錐用のダストカバーです。

ダストカバーの特徴

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自在錐全体を覆ってくれるので、しっかりと粉塵の飛散防止をしてくれます。

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ジャバラ状の部分が切り落としの貫通時の衝撃を軽減してくれるので事故防止になります。

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自在錐は回転すると大きい範囲で外側の棒が周り少し怖いですが、
ダストカバーが本体を覆ってくれることで安全安心に作業ができます。

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素材はポリエチレンなので、汚れてしまっても簡単に水洗いができて衛生的です。

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ダストカバーがない状態で天井の石膏ボードの穴あけ作業すると・・・

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作業服も床も粉だらけになってしまいます。

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ダストカバーありなら・・・

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作業着も汚れないですね!

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こんなに切り粉をキャッチしてくれていました。

ダストカバーの取り付け方

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取り付け方は特別な工具いらずでとても簡単です!
まずは通常と同じく自在錐の穴あけサイズを決めます。

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カバーの内側から自在錐ドリル側軸を差し込みます。

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反対側の飛び出た軸を充電ドリルに装着して完了です。

使用の注意点

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取り付け時には安全のため手袋を装着して作業しましょう。

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作業時はダストカバーが空転しないように手を添えて作業しましょう。

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作業時には念の為、メガネやマスクなどの保護具を身につけましょう。

ダストカバーの仕様

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素材:(PE)ポリエチレン

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スターエム 充電自在錐用ダストカバー 電動ドリルNo.36X用 No.5006DC
 

※この記事は株式会社スターエムとの共同PR企画です。

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