2017年07月28日更新
アイアンを使ったコの字型やなど木のぬくもりが感じるシンプルなサイドテーブルもいいけど、今回はOSB(オリエンテッド・ストランド・ボード)の天板と錆び塗装した脚を使ってジャンクスタイルのサイドテーブルを作ってみました。材料費が3,000円以下と安価なレシピを紹介します。
目次
所用時間 :240分
材料費 :2,300円程度
完成サイズ:高さ650×幅400×奥行300mm
スケールとさしがねでテーブル天板のサイズをはかり線を引きます(墨付け)。
木材をクランプでしっかり固定して
のこぎりでカットしましょう。
カットしたOSBの全体をサンドペーパーでヤスリがけします。OSBを滑らかにするにはとても時間がかかるので電動サンダーを使うことをお勧めします。OSBのやすりがけは木屑がすごく飛びますので、必ずゴーグルとマスクを着用してくださいね。※今回は電動サンダーを使用しました。
右側がやすりがけする前で、左が電動サンダーでやすりがけした後です。
OSBにウレタンニス(透明)を塗ります。
ニスを塗る前に木屑やゴミなどをきれいに拭き取ってから、木口と表面に刷毛を使ってニスを塗ります。
約90分乾燥してから繰り返し塗装し、2~3度塗りして裏面も同じように塗装します。時間がないときはドライヤーで乾かして時短が可能です。その際の目安は触ってもペタペタせずサラっとした感触なら重ね塗りできます。
次にサイドテーブルの脚を作ります。塩ビパイプに250mm×4、200mm×2、290mm×4をさしがねで寸法をはかり印をつけていきます。バイスで塩ビパイプを固定します。
今回は作業台(ワークベンチ)に塩ビパイプを挟んでクランプで固定しました。
印をつけたところをパイプカッターでカットします。
パイプカッターの使い方|塩ビパイプや銅管を簡単に切断する道具カット後のパイプ。これが今回使うパイプの全てです。
塩ビパイプを組み立てます。パイプカッターでカットした切り口は少し盛り上がり、チーズやエルボに入りにくいので、やすりで削って入りやすいようにします。
やすればこのようにスポッと入ります。
写真のように長方形を2つ作ります。
塩ビパイプの脚を塗装します。
塩ビパイプ全体にサンドペーパーで細かい傷をつけ、きれいに拭き取ります。
プライマー(ミッチャクロン)をスプレーして乾かします。
塩ビパイプの片面を錆びエイジングセットのBrown Rus(茶色)を刷毛で塗っていきます。
乾燥させたら、ひっくり返してもう片面を塗装しましょう。
エイジング塗料を上塗りするので塗りムラがあっても問題ありません。
これもしっかり乾かします。
Yellow Rust(黄土色)で錆びを表現していきます。
小さな布やスポンジにYellow Rust(黄土色)を付け、少しだけ水で薄めてポンポンと叩いたり軽くこすったりしながら付着させていきます。
濃い錆びを表現するなら水で薄めずそのまま使い、濃すぎたと思ったら完全に乾燥する前に水で少し薄めるなど調整はできるので、本物の錆びをイメージしながらムラを意識してたたいて下さいね。
少し乾燥させたら最初に塗装したBrown Rus(茶色)を小さな布やスポンジでポンポンとたたいて上塗りしていきます。Yellow Rust(黄土色)を塗りすぎたところや陰影をつけたいところを重点的に重ね塗りすると錆びの雰囲気が出てきます。
塗料が完全に乾いたら塩ビパイプを組み立てます。
塩ビパイプがエルボやチーズにしっかり入るように、全方向から少し体重をかけながら押し込んでください。
塩ビパイプの脚を天板にのせ、サドルバンドをビスで固定させます。
こんな感じでビスでとめて
これでしっかり固定されました。
完成です!もしグラつきがある場合は塩ビパイプをしっかり押し込んで調整してくださいね。
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密着の悪い溶融亜鉛メッキ、生アルミ、ステンレス、クロームメッキ等の金属、ガラス、タイル、プラスチック(自動車バンパー、アクリル看板)などの樹脂面にミッチャクロンをすプレーすると塗料が塗れるようになります。
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金属っぽさが入った錆びの色に調色されているため、2色の塗料が塗るだけで本物のような錆びが表現できます。
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