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2018年03月01日更新

賃貸DIYの強い味方!ディアウォールとラブリコを比較してみた。

賃貸に住んでいるけれどDIYしてみたい!狭いスペースを有効活用して棚をつくってみたい。そんな希望を叶えてくれるのがDIYパーツのラブリコやディアウォール。でも、いったいどっちを選べばいいの?という方に向けて、それぞれの特徴や使い勝手などをご紹介します♪

この記事の監修者

監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) 代表取締役 山田 岳人

DIY事業を運営する大都(DIY FACTORY)の代表取締役。1969年石川県生まれ。大学卒業後にリクルートに入社、6年間の人材採用の営業を経て大都に入社。2011年、代表取締役に就任。社団法人日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」の資格を持つ。 メディア取材:読売新聞、TKCグループ、ログミーBiz、日本経営合理化協会、事業構想、INOUZTimes...他(順不同)

 

ディアウォール・ラブリコって何?

blank DIYでよく使われる2×4材という、どこのホームセンターでも売られている規格サイズの木材にアジャスターをかぶせ、天井と床を突っ張ることで新しい柱になっちゃうDIYパーこういう時にはディアウォールが断然いいですね!脚立いらずで下から押し上げるだけで設置できるのは、一人暮らしの女性にはすごく助かります。ツです。  

ディアウォールとラブリコは何が違うの?

blank 2つの違いをわかりやすく言うとバネの力だけで突っ張っているのがディアウォール、バネとネジの力で突っ張っているのがラブリコです。ラブリコは突っ張り棒の技術を活かしたバネ付のジャッキになっているので、よりしっかりと突っ張ってくれそうですね。  

使い方はこんな感じ

これらを使えば壁や床を傷つけずに柱を立てられるので、賃貸でも安心してDIYを楽しめます。限られたスペースを有効に使った収納になったり、アイデア次第で無限の使い方ができるんです♪ blank そんな便利なディアウォールとラブリコ。どちらがどう使いやすいのか気になったので、DIY FACTORY COLUMN編集長のズッキーが両方使ってDIYしてみました!
2×4材ってどうやって買うの?という方に。 ・ラブリコやディアウォールで使う2×4材の調達方法
 

今回使用するパーツたち

blank ディアウォール(左)とラブリコ(右)それぞれのアジャスター、棚受け、ジョイントを使ってみます!  

長い2×4材の持ち帰りにくさを解消!ジョイント

持ち帰りが大変な2×4材

blank 床から天井までの高さとなれば2.5mほどの2×4材が必要になりますが、持ち帰るのは大変ですよね。 blank そこで便利なのがジョイント。ディアウォール(左)とラブリコ(右)、それぞれ形が異なっています。 このジョイントがあれば、短くカットされた2×4材を1本の木材として繋げることができるんです♪さらに、棚を解体するとなったときも処分が楽なのでおすすめです。 blank ジョイントで繋げるときは、元から1本になっている2×4材を木目を合わせて繋げましょう。異なる2本を繋げると、反りやすくなってしまうのでご注意を。  

ディアウォールのジョイントを繋げてみました

blank 2×4材の繋ぎ目を中央にして付属のビスでとめます。表裏・左右、合計12本のビスでガッチリとめました!床に置いて固定された状態でビスを打てるので、簡単に完成♪  

ラブリコのジョイントを繋げてみました

blank ジョイントをかぶせて2本それぞれの2×4材を合計8本のビスでとめます。取り付けたジョイントをスライドさせてはめれば完成!  

ジョイントを取り付けた感想

blank ラブリコのジョイントは、ディアウォールと比べると固定しにくくて留めにくいかも…。試行錯誤の結果、上からとめるのが一番やりやすかったです!

棚受けを付けてみました

blank ディアウォール(左)の棚受けは丸みをおびた形。ラブリコ(右)の棚受けはスタイリッシュなイメージですね。  

ディアウォールの棚受けを付けてみます!

blank 欲しい位置にそのまま取り付けるだけ!2×4材は柔らかいので手回しのドライバーでも簡単に取り付けられます。  

ラブリコの棚受けを付けてみます!

blank ラブリコは立てる前に2×4材の端から通しておいて、必要な位置までもってきてビスでとめます。  

棚受けを取り付けた感想

ラブリコは立てる前に2×4材に通す必要があるのですが、ディアウォールは2×4材を立てる前でも後でも、いつでも取付可能なのは嬉しいです! でも、実はラブリコの棚受けってこれだけじゃないんです。続々と新パーツが登場していて、後付けができる棚受けや奥行のある棚板を取り付けられるものなど種類が豊富!  

実は種類が豊富!ラブリコの棚受けパーツ

blank 先ほどご紹介したのはシングルタイプですが、中央の棚受けのようなダブルタイプもあります。両サイドに棚板を付けることができるので、このような形の棚にしたいときは便利ですよ♪ blank こちらは、1×4材の棚板を横に突っ張っることのできるアジャスター。洗面所や洗濯機の上などに棚をDIYしたいときにぴったりです。
関連リンク ・ 1×4材で突っ張り棚板をDIY!
blank さらに、もうひとつ!こちらはラブリコの最新パーツで奥行のある棚板を簡単に取り付けできる棚受けなんです。 この棚受けはディアウォールと比較したシングルタイプとは違って後付け可能なので、使いやすくておすすめ!

いよいよアジャスターで突っ張ります

ディアウォールのアジャスター

blank 天井側にバネがある方を。床側にはバネがない方をはかせ、付属のスペーサーを入れておきましょう。私はとりあえず2枚入れておきました。 blank 立てようとしたところ、天井より長くてなかなか真っすぐ突っ張ることができませんでした。少し長かったようです。なので一度床側を脱がせてスペーサー1枚ぬきます。 blank バネが入っている方を天井に押し当てながら、下からよいしょと持ち上げて立てます。  

ラブリコのアジャスター

blank 天井と床側にそれぞれアジャスターをカポッっとはめます。 blank 天井の高さに届くような踏み台や脚立を使って、手でジャッキを締めます。ラブリコにはスペーサーはないのでジャッキの締め具合で微調整。  

アジャスターを取り付けた感想

2×4材の長さが若干長かったり短かったりして微調整が必要な時は、ディアウォールだと2×4材から下のパッドを外してスペーサーを入れ替える必要がありけっこう面倒かもしれません。一方、ラブリコはアジャスターをつけたままジャッキをまわすだけで調整できるので楽でした! ディウォールは付属のスペーサー1枚で4mmまで、ラブリコはジャッキで18mmの調整が可能なので、ラブリコの方が調整もしやすく幅があって助かりそうです♪  

完成したときの見た目

blank 左がディアウォール、右がラブリコになるように棚を作ってみました。こうやって見ると、ラブリコの方がスマートでお洒落な印象ですね。 ラブリコのジョイントはきちんと計算して違和感のない位置にもってくることができれば全然気になりません。でも、ディアウォールのジョイントはガッチリして安定感がある分、存在感も大きすぎてなんだか包帯みたい…。変に目立ってしまっていて残念かも。 棚受けもラブリコの方がスタイリッシュに引き締まりますね。ディアウォールの棚受けは丸くてかわいらしい雰囲気なので子ども部屋などにピッタリあいそうですね♪  

カラー展開

ディアウォールは全4色!

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ラブリコは全5色!

blank (左から)ホワイト~ブラックの色味はけっこう似ていますね。(左から4つ目)ライトブラウンとナチュラルグレージュを比較すると、ラブリコの方が部屋にマッチしやすいカラーだと思います!ラブリコならではのヴィンテージグリーンも特徴的ですね。  

価格

定価で比較すると、ディアウォールは1380円(税込)でラブリコは1080円(税込)です。 ラブリコの方が300円も安い!  

使い比べてみた感想

blank 見た目のスマートなお洒落さ、微調整などの設置の手間で考えると私はラブリコの方が好きです!突っ張り棒の技術をいかした安心の強度に加えて、お求めやすい価格も嬉しいですよね。 ただ、ラブリコの懸念点は高い天井のところに設置するのが難しいということ。 blank この部屋は梁が出ているので、高い脚立がなくても踏み台になるものがあれば、女性一人で簡単に設置できます。 でも手を伸ばしている先のように天井が高いところはラブリコだとなかなか難しそうです。梁の部分に棚は作れても、間仕切りを立てるには、高い脚立とその上にのぼっても怖くないという度胸が必要です(笑) こういう時にはディアウォールが断然いいですね!脚立いらずで下から押し上げるだけで設置できるのは、一人暮らしの女性にはすごく助かります。 blank しかし!安定感だとラブリコの方がよさそうです。ディアウォールだとバネなので長く使っていると緩んでしまいそうですが、ラブリコは突っ張り棒の構造だからしっかりと固定され緩むことなく安心して長く使えそうですね。 もちろん、ラブリコとディアウォールのどちらでも、しっかり取り付けてられているか確認しておくと安心ですね。 blank また、ディアウォールはバネのみなので前後への力に弱いのがデメリット。背面に壁がないと柱を立てるのは不安かもしれません。でもラブリコは突っ張る力が強いので、このようにお部屋を間仕切ることもでき、しっかり力強く突っ張ってくれるので安心です!  

使ってみたまとめ

ということで、ズッキーが使ってみた感想をまとめると
  • 設置・微調整のしやすさ → ラブリコ
  • 価格 → ラブリコ
  • 強度 → ラブリコ
  • カラー展開の数 → ラブリコ
  • スタイリッシュさ → ラブリコ
  • かわいらしさ → ディアウォール
  • 天井に手が届かないなら → ディアウォール
  • 安定感なら → ラブリコ
  • 前後に動く場所に使うなら → ラブリコ
ご自身の環境や好みに応じて選んでみてくださいね♪  

ラブリコの購入はこちら

ディアウォールの購入はこちら

ラブリコ&ディアウォールの素敵なDIY事例

最後にラブリコやディアウォールをつかったおしゃれなDIYの実例をご紹介します。DIYのご参考にしてみてください!

ラブリコ

1ラブリコで猫侵入防止ドアをDIY

やかさん(@chihayaca)がシェアした投稿

猫を飼っていると入って欲しくない場所にもスルリと足を踏み入れてきてしまいますよね。こちらのインスタグラマーさんは、そんな時のために猫の侵入防止ドアをラブリコでDIY!実用性とおしゃれさを兼ね備えたアイデアですね。  

2ラブリコでパーテーションをDIY

続いてはこちらのインスタグラマーさんのDIY。お部屋のどこにラブリコを使われているかわかりますか?実は写真の右側のネイビーのパーテーションがラブリコでできているんです。よく見ると上の方にラブリコの棚板受けが使われていますね。塗装をすることで元からお家に設置してあった建材のような仕上がりに。  

3ラブリコでデッドスペースに収納をDIY

Mikaさん(@mika.re12)がシェアした投稿

洗濯機の上にあるデッドスペースになりがちな空間をラブリコで有効活用。ラブリコなら好きな位置に棚を作れる上、木材を塗装すればいい味を出してくれるのでこのように素敵空間も作れます。  

ディアウォール

1ディアウォールで靴箱をDIY

こちらのインスタグラマーさんはディアウォールを使って大容量の靴棚をDIY!靴がたくさんあっても安心ですね。ちなみにこういう時に必要な棚受け金具はたくさんの種類がありますので好きなものを探すのも楽しいですよ。
関連リンク ・棚のDIYに大活躍!おすすめ棚受け金具まとめ
 

2ディアウォールで食器棚をDIY

h+++kuromiju666+++kさん(@kuromiju666)がシェアした投稿

キッチンに取り付けられた可愛らしいディアウォールの棚です。ディアウォールの丸い棚板受けがマグカップとうまく調和してほんわかした空気感を出していますね。  

3ディアウォールでマガジンラックをDIY

ディアウォールで作った棚にアイアンバーを取り付けることでディスプレイもできるブックシェルフをDIY。こういったアイアンバーは百均でも売られています。  

4ディアウォールでおもちゃ収納棚をDIY

ディアウォールならではの可愛らしいフォルムを活かして、おもちゃの見せる収納棚をDIY! 設置が簡単なラブリコとディアウォールはDIYの初心者の味方!簡単にしっかりした柱が作れる夢のアイテムです。もしもお部屋で「ここに棚が欲しいな」「ここに植物を置きたいな」と思うことがあったら、このアイテムのことを思い出してくださいね。

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