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2017年05月31日更新

ドイツのお洒落DIYカフェレポート vol.1

若い新悦デザイナーやユニークなアーティスト達が集うクリエイティブな街ベルリン。比較的物価が安いので開業する環境が整いやすい理由などもクリエイターに人気がある要因です。そこにはもちろん、オリジナリティ溢れる個人経営のDIYカフェが軒を連ねています。そこで今回はガイドブックには掲載されていない手作り感満載のDIYカフェをご紹介します。

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makit(メキット)編集部

四葉のクローバーがコンセプト。オーナーの気持ちが詰まったハッピーDIYカフェ

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旧東エリアの趣を残すエリアにてDIY好き女性オーナーがひっそりと営んでいる、落ち着いたグレーと幸せのピンクがテーマカラーのカフェ。お店のほとんどの家具はフリーマーケットなどで安価に調達したアンティーク素材をDIYでリメイクされていました。

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祖母から譲り受けたという年代物の食器棚の上段を切断し壁面収納として変身させたり、脚部分のみを残して古くなった天板を新調して取り付けるなどのエコDIYが得意な彼女。ノスタルジックな雰囲気にポップな色使いと随所にインダストリアルなトレンドグッズをDIYし、バランス良く取り入れています。

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こちらのハンギングプランターは日本のカフェでもお見受けしますが、あえて塗料やオイルフィニッシュなどは施さずに、切りっぱなしの流木でナチュラル感を出すのがドイツ流のようです。プラントもエアプランツなどではなく自宅のお庭から採集した植物や森から拝借した小花などを使うのだそう。お店で使用済みのジャムの瓶もガラス花瓶として再利用されていました。

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右手の壁はフローリングに使う木材をそのまま壁に打ち付けています。また、中央にあるインフォメーションボードはスプーンやフォークをラスティックな無垢材に固定することでDIYされていました。日本にはウッディパネルやStikwood(スティックウッド)という便利なDIYツールもありますし、100円ショップのシルバーのカラトリーなどに錆加工を施してアレンジすれば簡単に真似できそうですね。

専用塗料で本物のようなサビ加工についての記事はこちらから
錆びを簡単に表現できる塗装方法|専用塗料で本物のようなサビ加工

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使用しなくなったドアに重力のある厚いガラスを載せて天板としただけの簡単DIY。デコラティブなくぼみ部分にドライフラワーをデコレ-ションとして忍ばせています。

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Café Stück vom Glück
Wilhelm-Kuhr-Str.2
D-13187 Berlin-Pankow

女子DIYer必見!壁面ミラー+ゴールド使いがフェミニンなカフェDIY

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こちらのカフェは、クラシックでありながらもどこか新しい…とにかく店内の明るさとキラキラ感が何ともゴージャスで驚きます。しかし気取った感じは全くなく、DIYカフェが醸し出すリラックスした空間に仕上がっています。

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例えばこちら。100年以上前の建物に良くあるモールディング部分にDIYでゴールドペイントを施した天井や、ミッドセンチュリーなライティングと壁に飾られたお皿などの装飾品が親しみ易く、温かな印象を与えています。

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土日になれば町の至る所で開催されるの蚤の市はDIYの材料の宝庫。コツコツとコレクションしたアンティーク調の鏡をインパクトのある壁面デコレ-ションとして活用しています。

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こちらの棚もDIY作品、ゴールド+チーク材がカフェの雰囲気と良くマッチしています。どちらかというとラスティックなイメージか北欧風な造りのカジュアルなDIYカフェが多いベルリンでは、こういったゴージャスなスタイルは中々ありません。

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Hokey Pokey
Stargarder
Straße 73
10439
Berlin

国際カップルが壁作りからキッチンカウンターまで全てDIYで作り上げたカフェ

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ウクライナ出身の女性とアメリカ人男性が共同で経営するDIYカフェは一見すると見逃してしまうような場所にお店があります。ペンダントライトをメインにフロアスタンドやスポットといった間接照明をふんだんに使ってお部屋の暗さを上手くカバーしています。

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窓に描かれているキュートなイラストが迎える小さなエントランス。こちらももちろんDIYのオリジナルデコレーション。

う~ん真似したいけど、賃貸物件に住んでいるから難しいかな?と思われた方。塗って剥がせる「マスキングカラー」はご存知ですか?ガラスなどにペイント出来る優れもの。店舗用ディスプレイやイベントに活用される方が多いようです。こちらの商品、2013年のグッドデザイン賞も受賞されています。水性塗料なので匂いもきつくなく、混ぜ合わせて新たに色を作る事も可能です。

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少し緑がかった黄ばんだ壁は、築100年以上の古い物件をそのまま残した物。新たに白壁をプラスしたような〝旧+モダン〟リノベーションはこちらのカフェDIYに良く見られるテクニックです。二層にする事でよりホワイトが美しく際立ちます。

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ベルリンには古道具・家具屋さんが至る所にあります。中にはこんな不用品まで?といった物でも沢山販売されています。こちらは不要になったドアを大胆にカットしてキッチンカウンターへと変身させたようです。

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使用済みのお菓子箱にペパークラフトを施したり、メニューも手作り。お友達からの絵画やリメイク家具作品などなど、所狭しと細かい所までちょっとしたDIY作品達で飾られているカフェ。ごちゃごちゃっとしてはいてもホッとして寛げるのは、やはり全てが手作りで完成させた空間であるからだと思います。

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Fint & Watson
Berliner Strasse, 84
Berlin, Germany

いかがでしたでしょうか?ドイツらしいお洒落なカフェがたくさんありましたが、実はオーナーならではのアイデアやこだわりによるDIYも多いのです。これからも海外のDIYネタをお届けしますので、参考になるDIYが見つけると嬉しいです。

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