2019年03月04日更新
カフェ風の雰囲気が人気のヘリンボーンテーブル。素敵なテーブルや棚ってあこがれの家具のひとつですよね。でも、購入するとお金がかかるし今まで使ったテーブルを処分するのももったいないです。そんな時はテーブルのリメイクDIY!今あるテーブルに新しい天板を乗せればおしゃれなヘリンボーンテーブルになります。テーブルのリメイク術も合わせてヘリンボーンテーブル天板の作り方を紹介します。
目次
ヘリンボーンとは左右対称に木材を組みあわせた模様のこと。魚のニシン(ヘリング)の骨を思わせるその見た目から「ヘリンボーン」と呼ばれています。伝統的でありながらどこか現代的な見た目で大人気。今回はこの模様の天板をつくります。
必要な木材は、「ヘリンボーン柄をつくる板材」と「土台となる板材」と「周りを囲む角材」です。
ヘリンボーン柄をつくる板材
板材ならどのような素材でもOKですが、ワンバイ材(1×4材)や杉材が安価でつくれるのでよく使われています。ワンバイ材の角は丸みがあるので合わせた時に溝ができてゴミが溜まりやすいデメリットがあります。今回はステイン仕上げのため木目がきれいにでる杉材を使います。
土台となる板材
今回使用したのは合板。無垢木材の単板では反りが発生しやすく曲がったテーブルになってしまいます。耐久性と安さを兼ねて反りに比較的強い合板か、縦横斜めの反りに強いOSB合板がおすすめです。
周りを囲む角材
天板と土台を隠すためのテーブル枠です。ヘリンボーン天板と土台の木材を合わせたサイズの角材が必要です。
ヘリンボーンの木材は少しでも長さの違いがあると、並べたときに隙間ができてしまいます。徹底的にサイズを揃えてカットすることで、隙間のないきれいなヘリンボーン天板が完成します。
木材カットを終えたら一度ヘリンボーンの形に並べます。隙間がないか、材料は足りているのかを確認します。サイズの微調整で隙間を埋められるなら、この時点で修正します。
並べた木材の側面にボンドを塗り、タッカーで固定します。固定していく順番としてはヘリンボーン柄の端からではなく、中心部分から外側に向かって作業していきます。端から固定してしまうと、ほんの僅かなズレがいくつも重なり、最後に大きな隙間が出来る可能性があります。特に水分で膨らみやすい木材の場合に起こりやすいため、中心から作業し始めることをおすすめします。
ヘリンボーン柄に木材を固定し終えたら、土台となる合板にたっぷりとボンドを塗ります。
ボンドを塗った合板に、一枚の板にしたヘリンボーン天板を乗せます。ボンドの水分で合板が反ってくるので、ヘリンボーンと合板をクランプでしっかり圧着させます。クランプがない場合は、水の入ったペットボトルなど重いものをたくさん載せて圧着させます。
ヘリンボーン天板の表面をきれいにします。木材の段差やはみ出したボンド跡などをサンドペーパーで滑らかにします。可能なら電動工具のサンダーを使うととてもきれいに仕上がります。
ボンドが乾いてしっかり接着できたら、土台からはみ出しているヘリンボーンの板材を土台に合わせてカットします。
2色以上で塗装する場合は、色がはみ出ないように色の境目にしっかりマスキングテープで保護して塗ります。
ボンドとネジでテーブル枠を取り付けます。
(BEFORE)天板をリメイクする前のテーブルです。
(AFTER)個性的でおしゃれな雰囲気になりました!一般的に、両面テープやネジを使ってテーブルに取り付けをしますが、今回は滑り止めマットを敷いた上に天板を置きました。実際に手で押したりしてみましたが、しっかりと固定されていましたので通常の使用であれば問題なさそうです。
布ですり込むように仕上げるジェルタイプのステイン塗料。塗りやすく塗りむらになりにくいので、美しく仕上げることができます。
たくさんの柄がある壁紙を壁だけに使うのはもったいない!木目調やレンガ調などをテーブルに貼るだけで簡単リメイクできます。両面テープを使ってテーブルに貼りますが、後ではがせるように両面テープを貼る部分にマスキングテープを貼っておくことをおすすめします。また、貼ってはがせるシールタイプの壁紙を使えばそのまま貼れるので便利です。
タイルもシールになっているので、好みのタイルシールをカットして貼るだけでできる簡単リメイク。タイルだけではなく木材などと組み合わせればデザインの幅がとても広がります。壁紙同様、後で剥がせるようにマスキングテープを貼っておくのもよいですね。
ワンバイ材や杉材などの板材を並べて塗装するだけでDIY感が増します。もともとのテーブル天板を外して乗せかえたり、テーブルの上に天板を貼り付けるなどもできます!
毎日多くの時間を過ごす場所に年輪の流れや自分好みの彩りがある、自分たちで創った世界に一つだけのダイニングテーブルを。今あるインテリアを廃棄しなくても、少し手を加えるだけで気持ちが明るくなり、普通の一杯のコーヒーさえ少しだけ変化をもたらしてくれる。そんなひとときを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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