2018年08月10日更新
自分で作ったものに囲まれる暮らし。世界のどこにもないものを作って、使っていくうちにそれが暮らしに馴染んでくる。DIYで家具を作ることは、そんな暮らしへの第一歩です。今回は家具の中から椅子のDIY方法をご紹介します。
目次
暮らしの中で使うものを自分で作るって素敵ですよね。自分で作ったテーブルでご飯を食べたり、本棚を作って本をしまったり。暮らしに使う家具はたくさんありますが、今回は簡単に作れる椅子のDIY方法をご紹介します。
今回作るのはスタンディグテーブルやカウンターのような高いテーブルで使用するハイスツール。足を置く場所も作ってあるので、座ってみると安定感があります。作り方さえ覚えれば高さは自由に調節できますよ。
OSB合板(厚さ11mm以上推奨)
・40cm×80cm
・40cm×90cm
・40cm×60cm
・30cm×40cm
・12cm×40cm
・長さ4cm以上のビス(スリムビス推奨)
・木工用ボンド
以上の材料で作っていきます。OSB合板は多くのホームセンターで取り扱っていますよ。サブロク板と呼ばれる、182cm×91cmの一枚板から切り出すことができます。サブロク板も一般的な規格なので入手はしやすいでしょう。カットはホームセンターでやってもらうのがおすすめです。
まずは土台となる基本的な形を作りましょう。40cm×80cmの板と、40cm×90cmを並べて、そこに座面となる30cm×40cmの板を取り付けます。
しかしそれにはこの、椅子の前側にくる部分を斜めにカットしないといけません。そうしないとせっかく足置きをつくっても足が置きづらくなってしまいます。
そこで使うのがこちらの丸ノコ。今回はエボリューションという機種を使いました。
丸ノコには角度調節機能があるので、切断面に角度をつけることができるんです。今回設定したのは15度。このくらいが一番足を置きやすくなるんです。
角度調節ができたら木材をカットしましょう。40cm×90cmの端を少しだけ切りました。
カットした後の断面がこちら。比較してみるとななめに切れていることがよくわかりますね。
続けて12cm×40の板もカットします。こちらは座面のすぐ下に取り付ける構造材になる板です。ななめの下書き線を15度の角度で書いておくことをお忘れなく。
次は足を置く部分を作りましょう。この椅子では板材をくり抜いて足置きにします。なので板に穴を開けなきゃいけないのですが、DIYでの大きな穴あけってなかなか大変なんですよね。
そこで活躍するのがこのエボリューションのツインカッター。なんと板材の真ん中から切れ込みを入れることができるんです!普通の丸ノコでは危ないので絶対できないんですよ!
そのままくり抜くこともできなくはないですが、ツインカッターの切れ込みで角をきれいにカットするのは難しいので手前で止めておきました。ここからはノコギリなどで切っていきます。
こんな風に台形にカットします。この板が椅子に座った時に前の方にきて、穴に足をのせられるというわけです。
材料を切り出したら組み立てていきましょう。まずはネジをうつ場所に下穴をあけます。
そして接着面には木工用接着剤を塗り、接着剤をつけながらネジを打っていきましょう。このように上から見てHの形に組み上げます。
組み上げる時は支えるのがちょっと難しいかもしれません。DIYに慣れていない人は接着剤が乾いてからネジを打っていくとやりやすいですよ。その場合はネジに接着剤を少しつけておくと、ネジ穴に入り込んで固まってくれるので椅子の強度が上がります。
そうしたら次は座面となる板の取り付けです。ここでもネジを打つ下穴をあけるのですが、こんな風に斜めにあけておきましょう
これで基本の形が出来上がりました。とはいえ足置き側は長めにしておいたのでだいぶ傾いていますね。カットして椅子の角度を調節します。
メジャーや差し金でちょうどいい長さを測り、足置き側の板をカットします。ここの部分をあらかじめ予測して切ってしまうとズレが出やすいので、あとから実際の長さで切った方がいいです。
そしていよいよ最後のカット。下の方につく構造材を作ります。椅子を横にねかせて40cm×60の板を置き、斜めの部分にペンを添わせて、実際の長さで下書きの線をつけます。
そして線にそって丸ノコで切っていきましょう。
切り出せたら先ほどと同じようにボンドとネジで接着します。これで椅子の基本形は完成です!お疲れ様でした!
椅子としてはこれで完成ですが、このままでは味気ないので自分の好きなようにアレンジしてみましょう。ワックスを塗り込んで風合いをつけたり、中の空間に収納をつけてみたり、夢が広がりますね。
今回はアレンジとしてステンシルをしてみました。OSB合板は男っぽい雰囲気を持っているので、ステンシルがよく合うんです。
ステンシルした後の椅子がこちら。なかなか男前なルックスに仕上がったのではないでしょうか?
ここまで使ってきた丸ノコやツインカッターは「エボリューション」というシリーズ。約40年の歴史もつイギリスの電動工具シリーズで、フランスやアメリカでも大人気。日本のDIY好きにもおすすめです。
なぜおすすめかというと……?
・コスパ抜群!
同程度の性能の工具と比べてかなりお安く手に入ります。
・金属も木材も切れる!
万能切断のできる特殊な刃を使っており、アルミや鉄も刃の交換なしでカットできます。
・珍しい機能のアイテムもある!
今回使った木材の途中から切れるツインカッターや、テーブルソーに変形する卓上丸ノコなど、他にはない便利なアイテムも。
電動工具を購入される方はぜひチェックしてみてください!
テーブルや椅子など大きなものを作るのは難しそうですが、自分で使うものを自分で作るのはとっても楽しい体験です。自分のためにある世界に1つだけのアイテムをDIYで作ってみましょう。
※この記事は大同通商株式会社との共同PR企画です。
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