2019年12月09日更新
アイアンや寸切りボルトを使ってDIYをしたいけど、「ディスクグラインダーを使ってカットするのは怖くてできない…」と感じる方はたくさんいるようです。けれど実は、ディスクグラインダー用のスタンドを使うと、初心者の方も意外と簡単にカットできるのをご存じでしょうか。ディスクグラインダーを固定してカットするので手元がぶれず安心です。家にぴったりあったサイズのアイアン棚や収納がDIYの夢が叶う、手頃のディスクグラインダーとスタンドとアイアンのトイレットペーパーストッカーの作り方を紹介します。
監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) makit(メキット)編集部
makit(メキット)編集部はDIYを通して暮らしやインテリアに特化したコンテンツをお届けします。道具の使い方のコツや、素敵なDIYのレシピ、上手な塗装のテクニックなど自分好みの暮らしを愉しむためのノウハウをお届けします。あなただけの雰囲気のある、世界にたった一つの住まいを一緒に作り上げていきましょう。
目次
ディスクグラインダーは先端に砥石を取り付けて、高速回転させて研磨・研削・切断加工する電動工具です。砥石(ディスク)を取り換えればアイアン、金属、レンガ、コンクリートなどの石材を切断できたり、サビ落としや塗装剥がし、バリ取りといった研磨作業にも使えたりと用途が幅広く、DIYから住まいの修理等まで使える便利なアイテムです。ディスクグラインダーは、パワー、価格ともにさまざまな種類があります。今回は、他のアイテムと比較し、リーズナブルな価格でありながら「DIYに使える」と人気のモデル・E-Value(イーバリュー)のディスクグラインダーでアイアンのトイレットペーパーストッカーをDIYしました!
E-Value(イーバリュー)のディスクグラインダーは1分間の回転数が11000回(無負荷の場合)と、高速タイプに近いスピードを有しています。コード式の仕様で、ボディは56mmと細めで握りやすく、重さは2.11kgと適度な重量があります。
また、今回はE-Value(イーバリュー)のディスクグラインダーのほか、次の2つのアイテムを用意しました。
E-Value(イーバリュー)のディスクグラインダーに付属しているのはオフセット砥石(金属素材のバリ取り、研削、研磨に使用)です。そのため、アイアン材料をカットする場合は鉄工用の砥石(ディスク)を別途用意する必要があります。
ディスクグラインダーを取り付け、簡易切断機として安定した切断作業ができます。スタンドを使用することで連続した切断作業も可能です。100・125mm用ディスクグラインダーを取り付けることができます。使用するにはスタンドの組み立てが必要です。
組み立て自体はさほど難しくなかったです。組み立て工具(レンチ)も全て付属しているので他工具は必要なく組み立てられるでしょう。
20-30分ほどでディスクグラインダーとスタンドのセットが完了です。
ディスクグラインダーをスタンドにセットしてホームセンターで販売している鉄の丸棒とL字アングルをカットしてみました。使い方はシンプルです。スタンドに固定した後、電源を入れ、アイアンに当てて切断していきます。
ディスクグラインダーを使用する際は必ず安全(防護)メガネ、マスク、革手袋orゴム手引き手袋(軍手禁止)エプロンなどの保護具を着用して作業してくださいね。
アイアンDIYでもよく使われる丸棒です。細い丸棒もしっかり固定できます。ディスクグラインダー単体で切断すると、自分の感覚で切断することになるため、切断面が斜めや波打つことがあります。一方、ディスクグラインダーをスタンドにセットすると、まっすぐおろしてカットするので、切断面も整い、きれいに仕上がります。
カバープレートをつけ忘れると、3mほど火花が飛び散るので、カバープレートを取り付けましょう。
アイアンシェルフや棚によく使われるL字アングルパーツをカットしてみました。付属クランプが可動するため45度カットも可能です。先ほどと同じようにまっすぐカットできて切断面もきれいです。
ディスクグラインダーをカバープレートなしで使用すると、向こう側3mほど火花が飛ぶので、カバープレートを取り付けて作業すると良いでしょう。
材料の他に電動ドリルドライバーと11.5mmのドリルビットを使用します。
1)丸棒3本を780mmのサイズにカット
スタンドにセットしたディスクグラインダーで丸棒を切断します。バリが出た場合はペンチで切り取ってください。
ノコギリで380mmを3枚、220mmを1枚カットし、サンドペーパーできれいに整えます。
3)木材に穴をあける
380mm木材を2枚重ねて竹用ドリルで3箇所に穴をあけます。2枚同時に穴あけすると2枚目の木材にも少し穴があきます。一枚目に穴があいたら、次に2枚目を上に3枚目を下にして、少しあいた穴を目印にすると作業が早く進むでしょう。
次に220mm木材を上にして380mm木材1枚と合わせ、穴があいている2か所にドリルを入れて220mm木材の穴あけ位置をつけます。
220mm木材を上、380mmを下に入れ替えて穴があいていない角の2か所の穴をあけます。穴あけ位置をつけた穴をすべて貫通させます。
4)組み立て
穴をあけた木材を組み立てていきます。まず1段目と2段目をアイアンでつなぎ合わせます。
上の袋ナットを取り付けます。
長い丸棒3本にナットを回しいれます。
3段目の木材を入れたらナットを回しいれます。
4段目のナットと木材をいれましょう。
下側の袋ナットを締めます。
5)全てのネジ部分をしっかり締めて完成です。
POINT!
まっすぐに穴をあけることです。斜めになってしまうと丸棒が傾いてしまい、下段に行くほど木材の穴にはまりにくくなり、傾きの原因となります。まっすぐな穴をあけられる補助道具(ドリルガイドキット)を使うと安心です。もしくは穴の径を少し大きめの12mmにして丸棒の遊び部分つくる方法もあります。
ドリルドライバーに丸棒をつけ、ナットを持って回転させると最初の作業が早くなりますよ。
ちょっとしたDIYに使う程度ならコスパがよいディスクグラインダーで十分かと思います。またスタンドを使用してアイアンがカットできるのも楽だったので、ディスクグラインダーを使用する際は併せてスタンドの用意をおすすめします。また、ディスクグラインダーを含む回転工具の使用中は、気を抜かず注意して作業することが絶対条件です。ディスクグラインダーを適切に使用して、アイアンの棚や雑貨を思い通りのサイズに仕上げられてDIYの幅を広げましょう。
※この記事は藤原産業株式会社との共同PR企画です。
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