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2019年02月15日更新

天板や棚板をDIY!ダボ継ぎでワンバイ材をつなげる方法を解説

テーブルの天板や家具作りに度々必要になる厚みのある板材は無垢の板や集成材で買うとそれなりに高価なものです。ワンバイ材と木ダボを使って木材を接合すれば、ローコストに見た目にも美しい家具が出来上がります。今回はDIYしていく上で必ず役に立つ、ダボ継ぎの方法を紹介します!

この記事の監修者

監修者 : 株式会社大都(DIY FACTORY) 代表取締役 山田 岳人

DIY事業を運営する大都(DIY FACTORY)の代表取締役。1969年石川県生まれ。大学卒業後にリクルートに入社、6年間の人材採用の営業を経て大都に入社。2011年、代表取締役に就任。社団法人日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」の資格を持つ。 メディア取材:読売新聞、TKCグループ、ログミーBiz、日本経営合理化協会、事業構想、INOUZTimes...他(順不同)

 

ダボ継ぎってなに?

20160413-01a-2 ダボ継ぎとは木材をつなげる方法の1つ。テーブルの天板など大きな一枚板が必要なこともあると思いますが、ちょうどいいサイズが見つかるとは限りませんし、お値段も高くなることが多いです。しかしワンバイ・ツーバイ材などの安価な木材をくっつけることができれば、費用をおさえつつ好きなサイズの板を手に入れることができるはず。そんな時におすすめな手法がダボ継ぎです。  

くっつけるために使う「木ダボ」ってどんなの?

20160413-01a-5 木材にあけたダボ穴に入りやすいように先端の角がつぶされている短い丸棒です。6mm、8mm、10mmのサイズがあり、接合する木材の大きさに合わせて選びます(ワンバイ材なら8mmがいいです)。20本入り200円程度でホームセンター販売されています。本体に溝が斜めに掘られているのは、ボンドの吸い込みをよくしてダボ穴に入りやすくするためとダボを埋め込むときに空気を圧縮せずに抜けるようにするためなんです!

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自作のダボを使っても大丈夫?

blank 木ダボは自分で作ることもできますが、自作のダボをダボ継ぎに使うことはおすすめしません。なぜならそういった木ダボは強度が低いことが多く、接合しても折れる可能性があるからです。 参考:木工仕上げにもう一手間。ダボ埋めの方法・作り方

ダボ継ぎの方法

1木材に印をつける

20160413-01a-8 まずは接合する木材を並べて穴をあける位置に印を付けます。

2ダボを埋める穴をあける

20160413-01a-9 電動ドリルにダボと同じ径のドリルビットをセットして真っ直ぐ穴をあけます。斜めになってしまうとつなぎ合わせることが難しくなりますので垂直をキープしてください! ※穴をあける前に錐で印をつけておくと、穴あけ時に先端の位置がずれにくくなります。
垂直に穴をあける方法はこちら ・正確かつキレイに!木工ドリルで板材に垂直な穴をあける方法まとめ

3穴にボンドを入れる

20160413-01a-10 あけた穴に半分埋まるくらいに木工用ボンドを入れます。入れ過ぎると乾きにくい上にむしろ強度が下がるので注意!ちなみに一般的な木工用ボンドでも大丈夫ですが、頑丈に作りたいのなら本格DIYボンド「タイトボンド」の使用をおすすめします。
タイトボンドについて詳しくはこちら ・タイトボンドとは?特徴と使い方、おすすめ種類3つの紹介!

4ダボを押し込む

20160413-01a-11 穴に木ダボを入れて、かなづちか木槌で叩いて押し込んでいきます。

5板の側面にボンドを塗る

20160413-01a-12 木材の接着面にも木工ボンドを塗ります。木工ボンドを塗ることで強度が上がるので、こちらは気持ち多めに塗っておきましょう。溢れた分は後で拭き取れば大丈夫です!

6板を合わせる

20160413-01a-13 穴があいている木材を上から合わせます。

7叩いて押し込む

20160413-01a-15 ダボを埋めた部分に当て木をして、かなづちか木槌で叩いてしっかり合わせます。

8ボンドを乾かす

20160413-01a-16 ボンドが乾くまでハタガネやクランプで圧着して、乾燥すれば完成です! かなりしっかりくっつくので天板に使っても大丈夫です!

木ダボの穴のあけ方

ドリルビットを使って穴をあけます。開ける深さはダボ穴の半分とプラス2mm足したぐらいが良いです。 20160413-01a-7 ドリルビットを使う場合はドリルガイドを使って穴をあけることをお勧めします!使用するドリルビットはダボ径より0.5mm小さいもの選べばピッタリはまりますよ!ドリルガイドは1,100円程度で販売されています。

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木ダボのサイズの選び方

20160413-01a-3-1 接合する板厚の1/3~1/2程度と言われています。一般的によく使われるダボサイズは8mm前後、長さは30mm前後のもの。ダボ継ぎの間隔は20cm前後がおすすめですが、つなぎ合わせた後ハタガネやクランプで強力に締め付けることができるのであれば、もう少し間隔をあけても大丈夫です。

ダボ継ぎを上手にする方法

231364_1 木ダボは接合する木材同士で同じ位置に穴をあけられないとずれてしまいます。 この作業はとても難しいですが、ダボ穴をあける場所に印をつけてくれるダボマーカーという商品を使えば簡単に位置を合わせる事が出来ます。サイズは6mm、8mm、10mmがあり、5個セットで400円前後で販売しています。使用する木ダボのサイズに合わせてダボマーカーを使います。

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ダボマーカーの使い方

ダボマーカー使い方1 1ダボ穴をあける位置を決め、鉛筆などで印をつけます。 2ダボを入れる穴をあけます。 ダボマーカー使い方 2 3ダボ穴の中にマーカーの頭を上にして差し込みます。 4取り付ける木材を当て、軽くたたくなどするとダボマーカーの頭が木材に凹みをつけます。 ダボマーカー使い方 3 5凹んだところを目印に穴をあけます。 6ダボ継ぎをして完了です。  

ダボ継ぎで一歩進んだ木工DIYにチャレンジ!

ダボ継ぎはいかがでしたか? 出来そうに感じて頂けましたでしょうか。他にも木の接合はのこぎりやノミを駆使した、より綺麗に処置できる方法がいくつもあります。接合の始まりとしてダボ継ぎに是非チャレンジしてみてください!

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