2017年10月06日更新
「玄関=家の顔」と良く言われるように、玄関を見ればその家の様子が丸わかりです。訪問者がまず最初に訪れる場所でもあるので、常に整理整頓を心掛けておきたいですよね。そんな玄関で一番の悩みは靴の収納ではないでしょうか。玄関のたたき部分に出しっぱなしになったままの靴はありませんか?靴の出しっぱなしを防ぐためにも、靴箱をDIYしてみましょう。
季節や用途によって使い分ける靴は、数が多くてなかなか収納が足りないもの。でも玄関に靴が散乱していると疲れて帰宅した時なんかは、どっと疲れが増した感じがしますよね。玄関が片付かない一番の原因は靴を片づけるスペースが足りてないこと。靴箱をリメイクやDIYして快適な玄関に作り変えてみましょう。
靴箱を一から作るのは大変ですが、全て自分で設計すれば空間を最大限に活用することができます。
既製品では高さも幅もジャストサイズなものはなかなか無いですよね。玄関の形を考えて靴箱をDIYすることで、家族の人数や手持ちの靴が多い家でも十分な収納が確保されるのです。
ワイン箱やりんご箱などの木箱を使えば、積み重ねるだけで靴箱になる。木箱の厚みが少ないものもあるのでサイズを確認してから購入しましょう。中古の木箱は、傷や汚れがいい感じにヴィンテージな雰囲気を醸し出してくれます。
木箱を使ったDIYはとても人気が高く、DIY用に作られた新品の木箱も1箱1,000円程で購入できます。塗装を施せば男前なアメカジスタイルや可愛らしいフレンチシャビーなテイストも作れますよ。
ワインボックスよりもワイルドな雰囲気のベジタブルボックスに、仕切り板と家具脚を取り付けた靴箱のDIYです。
こんなふうに壁に取り付けて棚として使えばどこかのショップのショーウィンドウのよう。塗装次第でナチュラルな雰囲気にもなります。
レンガと板材を使った靴箱も積み重ねるだけなので簡単です!レンガを積み重ねる個数は靴に合わせて変えましょう。1,000円以内で作れるので、低予算で考えている人にはおすすめです。
靴箱を手軽にDIYするには、すのこを利用することをおすすめします。DIYでは万能アイテムと言えるすのこですが、格子状になっているので通気性の面でも機能的で安心ですね。
塩ビパイプはホームセンターで購入することができ、塗装をすれば鉄のような色合いを楽しむことができます。塩ビパイプは軽量で接続パーツと組み合わせれば形になるので、DIY初心者にもおすすめしたいアイテムです。塩ビパイプのカットにはパイプカッターを使用すると簡単にきれいにカットできますよ。
ハードな男前テイストや、重厚感を出したいなら棚板に足場板を使うのもおすすめです。中古の足場板を使えば完成したばかりでもヴィンテージな雰囲気になりますね。支柱にはアイアンやガス管を使うのが相性バッチリ。
ステンレス製の棚板レールを壁面に取り付けて、棚板を斜めに取り付けたDIY。収納する靴に合わせて棚の高さを変えることができる点が便利です。壁面を直接利用することで大容量の収納が作れます。
壁に直接棚板を取り付けた靴箱のDIY。棚板が斜めになっているので取り出しやすく、見た目もスタイリッシュになっています。
横から見るとこんな感じ。壁に直接は難しそうですが、斜めに棚板をつけるところはディアウォールなどを使えば再現できそうですね。
靴箱は長い間置きっ放しにしてホコリがたまることになりがち、そんな時にキャスター付きの靴箱だったら移動しやすく、掃除もラクラクです。キャスターをつけるのは意外と簡単なので、買ってきた棚につけるのもアリですよ。
ベンチとしても使える靴収納なら靴を履くときも腰をかけられてラクチンです。カラーボックスを利用しても良いですし、板材を使って家に合ったサイズを作っても良いですよ。床面に座らずに靴が履けるので、洋服が汚れる心配がなく女性にうれしいアイデアです。
ラダーシェルフは構造がわかりやすく難しい工程もないのに見栄えがいいというおすすめしやすいDIY。ただし省スペースという点では空間を多く使いがちなので効率的ではありません。部屋を広く使って見せる収納を作りたいという方に。
ハイヒールなどの靴は棒に引っ掛けて収納することもできます。壁に木材などの棒を取り付ければできる上に、必要な時はさっと取り出せるので利便性も高いんです。
丸い穴の空いたレールを使うのもおしゃれ。シンプルモダンテイストのお店のようです。
遊び心のある玄関にしたいのならこんなDIYはいかがでしょう?棚受けにスケボーを乗せてビスでとめればすぐ再現できると思います。
車輪を外してもなんだか洗練された雰囲気です。棚の増設が簡単なのも嬉しいですね。
あえて棚板ではなく2本の棒を横に渡し、靴の収納にするというアイデア。靴の手入れもはかどりそうなスタイリッシュな玄関です。
あえて棚や箱ではなく正方形に区切られた収納に靴を入れれば、それだけでショウルームのよう。履かれない靴も綺麗に飾ってもらえれば嬉しそうですね。
靴は「置く」のではなく「差す」という収納方法もあります。支えとなる横棒と皮やゴムでできたバンドを作れば取り出しやすく可愛らしい靴箱の出来上がり。
ブーツなどの引っ掛けるところがある靴は吊っておくのもあり。ホコリがたまらないので掃除もしやすくなりますよ。
ここからはハシゴの一部を切り取ったような、ラダータイプ靴箱の作り方をご紹介します。
・ワンバイフォー(長さ95cm)2本
・ワンバイフォー(長さ45cm)4本
・ノコギリ
・クランプ
・ソーガイド
・差し金
・ドリルドライバー
・ビス
・シャーペン
完成したとき斜めに立てかけられるように、床と壁に接触する部分を斜めにカットします。このカットがブレると靴箱がガタガタするので、差し金できっちり墨付けをしてカットしましょう。
長さ95cmのワンバイフォー材2本をこのように切ります。どちらも高さ4センチ底辺9センチの直角三角形を作るつもりで切るとうまくいきますよ
棚板をつけるときに高さを合わせる必要があります。目印になる線をあらかじめ引いておきましょう。そのとき便利なのが先ほど切った木材のかけらです。
ラダータイプは棚板に角度をつけないとおいたときに棚が斜めになってしまいます。このかけらを使えばちょうどいい角度が簡単に弾けるのです。
このように、高さが合うようにきっちり合わせましょう。
ビスを打ち込んで棚板を取り付けます。最初の1枚を取り付けるのが一番難しいので、このように2枚を同時に支えにして作業するのがおすすめです。木材の歪みなどもあり、どうしてもぴったり平行にするのは難しいので、2枚目3枚目で微調整しながらつけてください。
棚板をすべてつけたら完成です。このまま使ってもナチュラルな雰囲気ですし、違うテイストが好みなら塗装すれば簡単にできますよ!
靴を置いて見るとこんな感じになります。シンプルなデザインなのでどんな玄関にも合うと思います。
家族の人数や靴以外のものを収納するかどうかで、形や材質は決まってきます。大量の靴や重いものを収納するのであれば厚めの板や強度のある材料を選ぶ必要がありますし、長靴のようなものを収納するのであれば耐水性の材料を使うかニスでコーティングをするのがよいでしょう。もし今回の記事で気になったものがあればDIYしてみてください。
まだデータがありません。